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ホタル通信 No.073

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.191 彼女の友達   
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

話の本筋はかなり事実に近いのですが、凝った内容に作り変えた弊害が所々に出ています。原文には修正を加えていませんので、その不完全さもお楽しみください。

高校の時、女友達の紹介で、ひとりの女の子(Aさん)と付き合うことになりました。
・・・で、間の話は省略しますが、Aさんの友達であるBさんから告白され、いわゆる二股がここから始まりました。

さて、小説上の最初の弊害です。

小説冒頭の“もてた、自慢”の言葉は僕とさとみ(相手)の間で既に“二股の話”をしていることを間接的に表現しています。
ところが二股になる最初の原因・・・つまり紹介された女の子との出逢いまでさかのぼり、回想として盛り込んでしまったため、次のセリフが唐突に登場した感が残ります。
「良く言えば二股できるほど、もてたってことよね?」

次の弊害なのですが、小説上の“僕”以外に女の子が4人登場していますが、誰がどんな立ち位置なのか、分かりにくくなっています。
整理すれば、まず僕と会話している、さとみで1人目。次に中学時代の女友達で2人目。そして、二股の2人の計4人です。
結果的に、二股の2人に振られたけれど、実は女友達のことがずっと好きだった・・・というオチです。オチの部分は創作で、二股のどちらにも振られてしまった・・・という所までが実話です。

最後に小説にも度々出てきた“流行歌”・・・分かりますか?
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