ホタル通信 No.071
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.16 空
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
この話は、当時抱えていた複数の想いを“空と遠距離恋愛”に置き換えて表現しています。
設定上の実話度は、ほぼゼロですが、含まれている心情に真実が多く散りばめられています。
設定とは逆で、札幌から大阪へ旅立った私。ただし、小説のように遠距離恋愛ウンヌンではなく、単に仕事の都合です。
その時の心情を遠距離恋愛に置き換えてみました。
彼と別れる寂しさと辛さは、住み慣れた土地を離れると言うことに他なりません
そんな時、見慣れたはずの空に、何か感じるものがありました。
“空”をテーマにした小説は他にも作っていますが、その原点となる作品です。
どんなに離れいても同じ空の下に住んでいる安心感・・・それが物理的な距離さえも縮めてくれるような気がしています。その安心感を次の言葉に集約してみました。
「あの角を曲がれば、そこにあなたの住む街がある気がする」
いまでも望郷や遠くの人を想う時、そんな心境になることがあります
これからの季節、一段と空が綺麗に青く輝く季節になりました。今年はまたどんな小説を運んでくれるのか、楽しみです。
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