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ホタル通信 No.070

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.172 一瞬の未来   
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

とある1枚の写真からこの話は誕生しました。写真は物理的には静止画を撮る道具ですが、心情的にはみずみずしい動画が撮れる道具でしょう。

写真に写るひとりの女性
静寂と言うよりも緊張と不安・・・敷居の高そうな雰囲気にやや圧倒されながらも、抱く期待の大きさについ体が反応したようなそんな一枚でした。
この写真を見た瞬間に、「これをテーマに小説を作りたい」と思ったほどでした。
シャッターを切った瞬間に見えていた映像と実際に撮影されたものはわずかでも違っているはず・・・この写真はそれを大いに物語っていました。

未来・・・などのテーマは、大人よりも学生が牽引役の方がなんとなく爽やかに感じると考え、登場するふたりは設定上、高校生にしています。
最大の見せ場である“何を未来として写し込ませたか”は後半を作っている最中に、自然とアイデアがわいてきました。
実話度は高くはありませんが、お気に入りの話のひとつです。それほど、その写真に魅せられました
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