ホタル通信 No.068
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.146 月を恐れぬ女
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
晴れや雨、そして風、嵐・・・自然現象は小説の素材としては心情を代弁してくれる秀逸な存在です。
加えて、海、空、そして星。形としてハッキリ存在するもの達も時には主役であったり、脇役であったり・・・。
この話は、雨上がりの夜、水たまりに映った月を見たのがきっかけでした。時より、風に吹かれて、ユラユラと月が揺れる様が何とも印象的でした。
それもあって、最初はロマンティックな話で展開しようかと考え書き始めたのですが、“満月の夜は何かが起こる!”的なノリで自然に筆が進んだため、その流れに乗ることにしました。
水たまりが、氷った水たまりになったのには、これらの理由があったからです
いつものように、ラストは考えずに“何となく”の雰囲気で飲み会帰りのふたりを会話させてみました。
・・・で、後半を書き始めた時にラストの展開を思い付き、前半に“三日月”の話題を伏線として追加しました。
手前味噌になりますが、適当に話を作った割には上手く着地したと思っています。
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