ホタル通信 No.061
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.157 いつものアレ
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性
星の表示上、実話度20%ですが、限りなく0%に近い話です。
ただ、いつものようにきっかけは存在しています。
前回の「ホタル通信No.060」と似ているのですが、ふたつの事実・・・というより、ふたつのキーワードが存在しています。
ひとつ目は、気合
小説上の彼女には実在のモデルが存在しており、その人がとある場面で「気合」という表現を使ったのが印象的でした。
「これから仕事なので気合入れます!」のようなメールが届きました。
加えて、彼女が気合を入れた場所が「No.152 偶然の再会」で登場した喫茶店です。気合と言っても、気持ちを新たにする意味があったようです。
ふたつ目は、靴ひも
これはひとつ目のキーワードである気合とは、全く無関係です。
自分のスニーカーの靴ひもがよくほどけていた事実のみを切り取りました。これについては、これ以上膨らむエピソードはありません。
なぜ、ふたつのキーワードで創作したのか、今となっては覚えていませんが、結び直すという行為に、何かしらの心境を重ね合わせようとしたのかもしれません。
その時に、“気合”というキーワードを持っていたので、それを組み合わせたのだと思っています。
そこそこ、終り方は気に入ってはいるものの、実話度が下がれば下がるほど、作り物感は上がっていきます。
極力、ショートショート風にならず、現実にも十分起きそうなことで話を締めくくれたら・・・それが作者の想いです
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