ホタル通信 No.056
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.161 生命の足音
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
この話は、読者の人からテーマを頂いて作った話です。話の相手である女性をその読者として設定しています。
但し、現実の読者が男性であるのか女性であるのかは伏せさせていただきます
話の軸になるのは、(小説中の)女性の不思議な体験です。
気持ちが通い合う人たちの間で起こる俗に言う“虫の知らせ”の経験談を、冬のホタル風に仕上げてみました。
前半は経験談を会話調に変更し、後半はほとんど創作しています。
多少なりとも人の死について触れた話であることから、良い意味で、笑って終われるラストに仕上げました。
実は小説中の私(男性)が、疑問に思いながらも話を発展させなかった部分があります。
前半の「それにもう一つ、亡くなった相手が誰かと言うことだ」がそれであり、これに対する明確な答えを書いていません。
後半に“虫の知らせは親しい間柄に起きる”と入れたことを、遠回しにその答えとしました。
小説中の私(男性)が、その答えを聞くことをためらっていたからなんですが、現実の作者である私もためらっていました。
でも、それを察してくれたのでしょうか・・・こちらから聞かずとも読者の人がその人との関係を話してくれました
最後になりますが、この話には続きがあります。
決して暗い話ではなく、むしろとてもさわやかな話なのですがその人だけに続編のような形式で、コメントを贈らせて頂きました。
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