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ホタル通信 No.048

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.42 わたしの説明書 
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

小説を書いた当時、血液型別などによる“自分の説明書”が少し流行していました。

話の前半に書いてある、好きなもの、嫌いなものは、全て事実ですが、その他の部分は対照的に創作です。
従って、彼が説明書を作り、私に贈ってくれた部分は創作になります。

話のタイトルにもなるわたしの説明書
実は話の途中で、流行の説明書風に仕上げることを思いつきました。
小説の通り、今までの会話の中で出てきた好き嫌いを一挙に書いていたところ、説明書のことを思い出して、そのような話の構成することに決めました。
タイトルはそのままストレートに付けましたが、ちょっとだけ思い入れがあり、“私”ではなく、あえて“わたし”にしています。
私(さと美)の設定は、少なくともバリバリに洗礼された都会人ではありません。“わたし“とすることで、良い意味でどこにでも居る普通の女の子を演出したつもりです。

この話は比較的、書き易かった小説でした。
割と創作に向いているテーマでもあり、ラストもほぼ悩まずに書きあげることができました。
冬のホタルでは、ラストや書き始めに悩むことが少なく、中盤あたりが最も悩むところです。

この好き嫌いが全て当てはまる人が、この世にひとりだけ居ます。
もちろん、それは私(さと美)なのですが、それは小説上だけの設定であり、実在する人物は他に居ます
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