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ホタル通信 No.047

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.181 雨男
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性 

なんとか持ちこたえていた空から雨がポツリ、ポツリ・・・。
これが何度も続けば、自分を雨男、雨女と思わない人は少ないでしょう。

小説のように晴れを雨に変える力はありません。もともと降り出しそうな空が前提ですから、全くの偶然と言えば偶然です。
私が外に出た瞬間に、雨が降り出したとしても、同じようにどこかの誰かが外に出てるわけですから・・・。
このような考えが、小説を生み出すきっかけとなりました。従って実話度は低めです。

雨は風、夕焼け、星空などと共に、冬のホタルでも度々扱う自然現象のテーマです。ただ、何度かお話しているように、テーマから話を作ることはありません。
今回の話は雨女だと思いこんでいた(実際そうなのかもしれないが)女性と行動を共にすることが多かった男性が実は雨男だったと言うお話です。
手前味噌ですが、有り触れたテーマであったにも係わらず、上手く、まとめられたと思っています

この話は雨そのものではありませんが、前述した通り、雨は多くの話のタネを運んでくれます。
差し出される傘、雨宿り・・・人との出逢いを演出してくれますし、雨に降られて流される悲しみもあるでしょう。

雨男、雨女の皆さん・・・。
もしかしたら皆さんはそんな素敵な演出家なのかもしれません。
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