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ホタル通信 No.044

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.192 想い出はうつらない
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性 

この話は、買い替えをしたケータイのデータが一部移動しなかった事実が主軸になっています。

ケータイのネタだけに、“うつらない”と漢字を用いないことで、写らない・・・写真や写メのイメージを先行させるようにしました。
そうすることで前半は「?」マークが飛び交う内容になっています。

小説に書いたように、随分買い替えなかったのは、こんなことを予想していたからです。気付いてみれば、7年間は使っていたと思います
7年経過している割りには、バッテリーの持ちも良く、動作も良好でした。贅沢言わなければそれでも十分でした。それでも買い替えようと思ったのは書いたように、ひとつの区切りを付けたかったからかもしれません。

実はこの話に裏でリンクしている話が複数あります。
その中でも特に「No.25 受信フォルダ8」と「No.62 かくれんぼ」に関係が深い話になっています
受信フォルダ8に振り分けられるメール、ケータイに貼り付けられたせいじゅうろう(リラックマ)のシール・・・。小説上、それぞれの登場人物は異なりますが、紛れも無く使っているケータイは買い替える前の機種です。
受信フォルダ8に振り分けられるメールこそ移動して欲しかったものであり、貼り付けられたシールを剥がすことに抵抗があったから・・・買い替えを渋っていたのが本音です
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