ホタル通信 No.043
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.171 りゅうとりゅうた
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
ストーリー的には実話度100%なのですが、高校生、10年・・・など時間の経過を表現する部分は、あえて手を入れています。
“りゅう”が家に来た理由は覚えていません。もともと、猫好きだったわけでもありません
でも、不思議なものですよね。猫の生態が分かってくると、悪く言えばあの身勝手な行動が逆に愛らしく思えて来ました。気を遣っているようで、いないような、いるような・・・。
“りゅう”が病気で天国に行った後、“りゅうた”が家に来ました。
“りゅうた”の場合は、なぜ家にやって来たのかはよく覚えています。
ある天災が発生した時に、姉が拾って来たそうです。そうです・・・と他人事のような表現になっているのは、その時、私は違う地域で生活をしていたからです。
小説に書いたように、気性は荒い方だったにもかかわらず、初対面でも、じゃれ付かれたほどでした。
たまに実家に戻ると、絶妙なタイミングで家に戻ってくる。でも、顔を見せて、軽くじゃれ付いた後、また出て行く。犬と違い、突っ込み所満載の猫を好きにならずにはいられませんよね
そんな彼らの影響を受けている場所や習慣。それがラストシーンを飾ります。
戸やドアを少し開け、彼らの通り道を作っている・・・そんな習慣が抜けていない家族に笑っちゃうようで、少し胸が熱くなります。
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