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ホタル通信 No.041

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.60 もてポイント
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

話のキーワードとなる“もてポイント”と前半は実話で、後半になるにつれて創作の要素が強くなって行きます。

実は“もてポイント”の“ポイント”とは、箇条書き的なポイント(1つ目、2つ目など)ではなく、メンバーズカードのようなポイントのことです。つまり、言い換えれば点数になります。
身長が高いこと10点、高学歴であること15点・・・この点数を付けされたものを、もてポイントと名付けたようでした。

この話を書くきっかけは、この“もてポイント”と言う言葉が非常に印象的であったことに他なりません。
造語や新語のレベルまでは達してはいませんが、うまく言葉を組合せ、1文字だけですが略語にもなっています。女性っぽい・・・と言うよりも、女の子っぽい表現であると感じました。
美咲の名誉のために言っておけば、ポイント付けして男性を品定めする意味合いではなく、単純に「それ、ポイントゲット!」のようなノリで、もてるであろう条件に、ただポイントを付けているだけです。

後半は、もてポイントを男女逆転させ、話を展開させました。
実話は都合よく“オチ”が付きませんので、実話度が上がれば上がるほど、締め括りが難しくなります。
この話も根本となるものは実話度が高いため、どのような結末を用意できるのか、いつもの通り“書きながら考えて”いました。
どちかと言えば、無理に結末を考えるタイプではなく「会話を重ねて行けば、こんな流れになるかもしれない」的な発想です。

会話を重ねて行けば、おのずと結末が完成する・・・と言えば良いのでしょうか?冬のホタルは、ほぼそんな感じで作っています。
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