ホタル通信 No.039
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.165 望郷の影
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
登場人物の設定、後半は事実とは大きく異なりますが、前半及び全体的な雰囲気は実話です。
冬のホタルは心をテーマにしていることに加えて、超短編なものですから、場所の描写を殆どしていないのも特長です。
この小説も、“どこの場所であるか”は、あえて描写していません。
色々とヒントは書いてありますから、当ててみてくださいね。
この話を書くきっかけは、とある場所へ行った時、初めて見るはずなのに、見慣れた風景がそこに広がっていました。これはいわゆるデジャブではありません。
『赤レンガ・・・道庁ぉー!』
このふたりの声で分かるように、札幌の旧道庁や大通り公園周辺を連想させるには十分でした。
札幌を離れてから、すでに3年が経過していますが、タイムトラベルならぬ“瞬間移動”したような気分になりました。
それぞれの街のシンボルでもあるテレビ塔は、ますます結び付きを強くするものがありました。ただ、都合よく、夕陽で赤く染まってはくれませんでしたが、そう思わせてくれるほど、心の中は望郷の想い出一杯でした。
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