ホタル通信 No.038
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.22 感性
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
この小説の主軸を成すもの・・・分かりますか?初期の作品であり、まだまだ上手に伝える力がありません
話の流れでは、涼子の好きなタイプ→なかなか説明しづらい感性を持つ人→それを花見の席で発見!と言う流れがあります。その説明しづらい感性が話の主軸になっています。
性別に関係なく、相手に花を贈る。多くの人たちは「綺麗ですね」と見た目の華やかさや色について、コメントするはずです
ただ時より「良い香りがしますね」など、見た目以外の五感を使ったコメントをする人がいらっしゃいます。でも人と違うコメントをしたから
その人が特別・・・と言うことではありません。
花の匂いに気付き、それを最初に口にしてくれる男性は「もしかしたら、私の内面の良い所に気付いてくれるんじゃないかしら?」と勝手に妄想しているだけです。
見た目の華やかさだけに目を奪われるだけでなく、ちゃんと内面も見てくれる・・・そんな期待を持っています。
小説的には単純に、花をプレゼントする話でも良かったのですが、少しコミカルな話に仕上げたかったこともあり、楽しげな花見の席を利用させてもらいました。従って、話の大部分は創作になります。
超短編を売りにしている、冬のホタルにおいても短めの話ですが、前半と後半の間で時間が経過し、会話する場所も変わっています。
一瞬とは言え、男性社員やその感性を持つ見ず知らずの人が登場するなど、結構忙しい話に仕上がっています。
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