[No.195-1]二度目の出逢い
No.195-1
出逢いは必ずしも、人と人とだけとは限らない。
「犬?それともネコかな?」
ふざけているわけではない。
それが彼女の持ち味だからだ。
「そ、そんな時もあるかな・・・」
とりあえず勢いにのまれておこう。
彼女は不思議な魅力を持つブロガーだ。
単なる不思議ちゃんではなく、独特の感性を持っている。
「最近、ブログでお気に入りの言葉を見つけたんだ」
「えー、なになに!」
彼女が興味津々で応えてくれる。
自分の記事のことだ・・・多分、すぐに気付いてくれるだろう。
「ゆってもいい?」
「早くぅ、ゆってよ・・・もしかして」
彼女はすぐに気付いたようだった。
「そう!それだよ」
「なんだ・・・ポクポクだったんだ!」
「それ違うし!」
以前、彼女の記事にコメントしたことがある。
その記事には木魚を叩く音を“ポクポク”と表現していた。
ピッタリな擬音に、コメントを書かずにはいられなかった。
「違うの?」
「うん、それはそれで大好きなんだけど・・・」
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