ホタル通信 No.024
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.38 純愛
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
変り種の話の第3弾です。このタイプは他にもあります。詩が出てきたり歌詞が出てきたり・・・もはや小説ではありません(笑)
実話度は0%ですが、話を作るきっかけとなるものは、どの小説にもあります。
この話は後半に登場する「純愛-卒業-」の一部のフレーズがフッ、と頭の中をよぎったことがきっかけです。
純愛をそのままの路線で行くと、ちょっと重くなりそうだったのであえて真逆のヘヴィメタルで話を作りました。
時系列が適当なので、流れは相変わらず分かりにくいと思います。要約すると智史は憧れの先輩で、歌詞の通り、私は恋に破れました。同級生でもあり事情を知るレベッカは時を越えふたりのキューピットとなるべく、歌詞を依頼し、智史を会場に呼んだのです。
それがきっかけとなり、ついにゴールインすることになりました。
最後のシーンでは、そのゴールインから少なくとも1年は経過したことになります。
最後に「純愛-卒業-」の歌詞について。
昔が手紙で、今はメールだとしても、女の子の気持ちは時代を通じて変わることはありません。
サブタイトルを“卒業”としたのは、最後のフレーズに引っ掛けたからです。
まさしく卒業式当日、私の目の前をその先輩が通り過ぎて行く。
振返りたい衝動をこらえ、もう、振返らないと決めました。それは行動だけではなく、気持ちの面でもそうでした。
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