ホタル通信 No.023
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.06 四つのシリウス
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:天の声
変り種の話の第2弾です。現時点で167話を紹介して来た、冬のホタルですが唯一の三人称視点の小説です。
前半は実話に近いと思います。思います・・・との表現の理由は綾から雅宏との出逢いを聞いて、それを小説にしたからです。
だから、三人称にしたわけではありません。ブログを始めた頃は特にテーマも人称も決めていなかったという単純な理由です。
その内、心をテーマにしようと決めたために、三人称では都合が悪くなりました。
綾は星が好きで、特にシリウスはお気に入りのようでした。
その影響もあり、当ブログ内ではシリウスの名前が随所で登場します。同様に、月を表す“ルナ”もそうです。
後半はほぼ創作です。
どちらかと言えば悪い意味で、彼女は涙を見せません。そんな彼女でも壮大なプラネタリウムを見上げ、涙するのです。この事実をもとに創作しています。
当時は気持ちだけで書いており、完成度としては恥ずかしい限りですが、ラストを盛り上げようとする、そんな片鱗を垣間見ることができます。
さて、冬のホタルでは裏でコッソリ、各小説がリンクしています。
今回の話も実は「No.08 銀河鉄道の夜」「No.18 無難なお土産」とリンク関係があります。
一見すると何の係わりもないように見えますが、プラネタリウムをキーワードにすれば、何らかの繋がりが見えると思います。
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