ホタル通信 No.022
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.17 出逢いの歯車
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
今回のホタル通信を含めて数回に亘り、変り種の話を紹介していきます。
まずは、この話の背骨になるものは、“出逢いは奇跡である”ということです。様々な偶然を積み重ね、それは成し遂げられる。
沙紀はそれをジグソーパズルに例え私は歯車に例える。どちらもひとつでも欠けると、不完全のままです
ただ、歯車の場合はパズルよりもシビアで、ひとつでも欠けると出逢いと言う最後の歯車を回すことはできません。
この話のきっかけになったのは、ある人との出逢いです。
それこそ色々な偶然が積み重ねられたことを歯車に置き換えて話を作ってみました。
ラストの部分は小説の視点が一人称であることが災いしちょっと分かり難いと思います。「もしもし・・・」と電話を掛けた相手なんですが、私の彼であり、最近ギクシャクしていた・・・との設定です。
その伏線は「油を差さないと」のくだりになります。
さて、この小説のどこが“変り種”だが分かりますか?
実は話の中身そのものでなく「No.66 奇跡の星」で「出逢いの歯車は間違っている」と、突っ込まれます。
自分で作った小説を、自分で“間違っている”と言っているのですから前代未聞ですよね
ただ、これは最初から狙っていたわけではなく「こんな考え方もありますよ」と言いたいため、あえて自分で突っ込んだわけです。
更に「No.66 奇跡の星」は「No.86 始まりはただの人」に繋がっていきます。
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コメント
出逢い・・・ですか。。
たとえば ゾウリムシが顕微鏡の中でゴッツンコw
それも出逢いですよね。
でもたぶん運命とも奇跡とも偶然とも思わない(笑
そこに価値を見出した時 人は出逢いの意味を探すのでしょうね。。
それが偶然なのか 運命なのか 奇跡なのか。。。
でも 考えてみると ゾウリムシ的な出逢いは日常茶飯事に行われているわけで
「ゾウリムシ」が「運命」に出世するのは その人の心の窓の映り様かな。。
よくよく磨いてみたら やっぱりゾウリムシだったw
なぁ~んてね(笑
出逢いは 七変化。。
運命も奇跡も偶然も いろいろ姿を変えて
だから 人生って面白い^^
投稿: なっち♪ | 2010年5月20日 (木) 00時41分
出逢いの答えを求めて旅をしてたら、最後に出逢ったのはゾウリムシだったみたいな(笑)
自分の中でも、出逢いの姿は刻々と変わっています。うふふ、今でもそうかもしれません。
偶然が運命に、運命が奇跡に、奇跡がゾウリムシに
やっぱり出逢いの正体はゾウリムシに決まりのようです。
新たな出逢いがあった時は「ゾウリムシぃ!」と心で3回唱えてくださいね
投稿: Re:なっち♪さんへ | 2010年5月20日 (木) 23時17分