ホタル通信 No.020
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.109 恋人検定
実話度:☆☆☆☆☆(0%)
「○○検定」って流行っていますよね。ご当地ものやマニアックなものまで・・・それをヒントにしています。
冬のホタルでは、男女の会話で話が展開することも多く、ならば恋人関係のふたりなら、きっと話を面白い方向へ進めてくれることを願い、妄想状態に入りました。この時点では、いわゆるオチに相当する結末は考えていませんでした。
いつもの通り、ありそうでないような話で会話を進めて行った所、検定だけに自然に不合格のアイデアを思い付きました。
何らかの罰ゲームにするか否かは考えてなかったものの、恋人同士であるふたりに関係する何かにしようとは頭のスミにありました。
樹里(じゅり)は、最初から不合格になるように仕組んでいます。
それを理由に逆プロポーズするわけですから、計算高い女性と言えそうですが、作者としてはその逆を想定しています。
つまり、不合格を利用し勇気を出してプロポーズしたのだと・・・。
全く記憶にないことは書けずに空白のまま・・・そして小説の通りこれらの空白は、ふたりで埋めて行くことになります。恋人検定の冊子は、あたかも未来日記だったのかもしれません。
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