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ホタル通信 No.011

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.81 風を感じて
実話度:☆☆☆☆☆(0%)

今でもたまに書くタイプの小説です。あるテーマを題材にする時に、そのとっかかりを間接的に書くことがあります。

この話は結末を先に書き、そこに色付けしていきました。タイトル通り“風を感じて”書いたので実話とも言えるのですが、そこから広がる話は完全に創作です。
風をテーマにしたのなら風が特徴的な場所・・・とにかく室外が基本になりそうですが、意外な場所からスタートさせました。

風を感じて・・・。
感じて終るのではなく、「この風はどこから来たの?」「誰かのために風を起こそう!」と。
誰かが誰かのために・・・そんな想いで書いたはずなのに本当は自分自身に向けた想いだったのかもしれません。
いきなり風そのものから書き始めると、ストレートすぎるので、一旦「絵」で含みを持たせて、そのモヤモヤ感を後半一気に放出させました。

季節を通して、風は吹く。そして今日も風は吹いていました。

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