ホタル通信 No.009
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.18 無難なお土産
実話度:★★★★★(100%)
小説にはならないような話を小説化してしまう・・・冬のホタルの醍醐味のような作品です。ちくわをお土産に貰ったことはありますか
お土産を渡す相手にもよりますが、まず、ちくわ自体がその土地の名産でもない限り「なんで、ちくわなの?」と疑問が先に湧いてくると思います。
登場する男性は「ちくわ好き」なので、結果オーライになっていますが、普通はちょっと驚くと思います。
でも、適当に選んでいない・・・そんな気持ちが伝わればどんなお土産でも嬉しいものです。麻奈がなぜ、ちくわを選んだのか・・・もしかしたら、今までの会話の中で、知っていたのかも知れませんよね
単にちくわを貰っただけなら、多分、小説にしなかったと思います。
タイトルの通り、「無難なお土産」として貰ったことが、ポイントになっています。大阪弁調で言えば「どこが無難やねん!」と一斉に突っ込まれそうです。
麻奈は別にウケを狙ったわけではなく、純粋に選んでくれました。何がそれを選ばせたのか分からないものの、彼女にとってはそれが無難だと思ったのでしょう・・・そこが笑える所であり、その純粋さが胸に響いてきます。
ただ、真夏のちくわ・・・食べるのに勇気が必要ですね。
お土産選びはセンスが問われる・・・冒頭に書いたとおりです。
あなたは枚数それとも値段・・・それとも話題性でお土産を選びますか?その前に私はどうかって・・・?
もちろん「無難なお土産」を選びますよ。無難な・・・ね
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