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ホタル通信 No.008

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.26 Y
実話度:☆☆☆☆☆(0%)

アルファベットの「Y」を見て思いついた小説です。「Aならどうなんだ!」と言われると・・・

文章も時系列の表現の仕方も、まだまだ未熟な時でしたので手前味噌ですが、結末だけが唯一の救いかと思います。

皆さんは「Y」を見た時、分かれ道を想像しますか?それとも出逢う道を想像しますか?
分かれ道をイメージしたからネガティブだとか、そんなことはありません。別々の道を進んで行くことが、新しい出発でもあるからです。
逆に、出逢う道をイメージしたからといって、その先にあるものまでポジティブとも言えません。
「出逢わなければ良かった・・・」なんて、ちょっとアダルティなことが待ち構えていることもあるでしょう。
この小説では結果的に「出逢う道」をポジティブと位置付けていますが、それは牽引役である「私(女性)」がそう想っているのに過ぎません。そして、彼も同じ答えを出した・・・ただそれだけです。それに、実はこの話にはもうひとつ隠れた想いがあるのです

この小説は二人の会話で話が進みます。
それもあって、出逢ったり、別れたり・・・少なくとも二人を基準にして考えています。
これが、ひとりなら分かれ道を目にした時、「どちらに進むべきか」と悩むと思います。ひとりなら運命の分かれ道・・・と言うことになり、見方が変わります。たかが「Y」、されど「Y」・・・なんです

そう、そう!最後にもうひとつ。先ほど「どちらに進むべきか」で悩むと書きましたが、よ~く見て下さい。
見方を変えれば、仮にどちらかに進んだとしても、一本の道にまた戻ってきますよ。

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