[No.113-2]かわいい勘違い
No.113-2
書類に必要事項を記載し、手続きを進めた。
ひとりではなく、ふたりが頼もしい。
入院について、詳しく説明を聴く。
藍は、僕以上に身を入れて聴いているように見える。
時より、質問を投げ掛けてもいる。
「・・・以上が概要ですが、最後に・・・」
「ダメな食べ物はありますか?」
病院も患者の確保をするためだろうか?
食の好き嫌いを聞いてくるなんて。
いずれにせよ、何とも有り難いサービスだ。
「乳製品がダメです」
僕が答える前に、藍が先に答えた。
僕の好き嫌いは知っている。
「例えば牛乳とかチーズとか・・・シチューとかもダメです」
(そうそう!ピザとかバターもダメだよ)
「そうじゃなくて、アレルギーを聞いてるんです!」
不機嫌な顔が1名、恥ずかしい顔が2名・・・。
(No.113完)
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コメント
こんにちは ボトル拾ってきました^-^♪
いくつか読ませていただきました
日常をさりげなく描いた、とっても身近に感じる作品ですね 素敵です(0^_’)b!!
これからもちょくちょくお邪魔しますね~^-^♪!
投稿: よっちゃん | 2009年11月29日 (日) 11時14分
よっちゃんさん、はじめまして。
コメントありがとう♪
いつでも、お越しくださいね。
とても話にならないようなごく普通の
日常を素敵な話に変えられたら・・・
そんな想いで書いています(*^.^*)
投稿: ホタル | 2009年11月29日 (日) 19時28分