[No.076-2]尚、この件は
No.076-2
解決方法は多分、簡単だ。
学習した内容をリセットすれば済む。
ただ、あえてそうしない。
ケータイは少し事情が違う。
“な”と入力するだけで、予測変換の候補にあがる。
それは間違いない。
でも、候補にあがる名前は、ひとつだけだ。
それは、日を追うごとに優先順位が下がって行った。
それでも、ブログ小説の中で、“なお”は生きている。
話の牽引役として、何度となく登場した。
そして、これからもそうだろう。
(なお・・・)
口には出さずに、画面に語りかけた。
『菜緒、この件に関しては・・・』
画面上には、入力を待つカーソルが点滅している。
文章を書く度に、“なお”に出逢う。
そして、打つ手が止まり、想い出す。
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