[No.071-2]気持ち次第
No.071-2
お土産をあげる対象が恋人とかなら話が違う。
それを何にするか、悩むのは義理以上かもしれない。
ただ、この場合、うれしい悲鳴にも似た感覚だ。
その人を想い、あれこれシミュレーションする。
「その想う時間も、お土産のひとつよね」
美穂が洒落たことを言った。
「そうね、お菓子なら気持ちがサンドされてるわ」
「まぁ、甘すぎないようにね」
「あはは・・・そうするよ」
美穂の一言に思わず、笑ってしまった。
気持ち次第で変わるもの・・・。
他にもいくらだってある。
だけど、そう簡単にいかないのも現実だ。
みんなそれで悩んでいる。
「なんか、どうでもよくなってきた」
(お土産で悩むなんて小さいね、わたし・・・)
「二人で食べない?」
昨日買ってきたお土産を広げた。
買わない選択肢も、あげない選択肢もある。
(No.071完)
| 固定リンク | 0
「(002)小説No.050~100」カテゴリの記事
- [No.100-2]冬のホタル(前編)(2009.10.27)
- [No.100-1]冬のホタル(前編)(2009.10.25)
- [No.099-2]パラレルワールド(2009.10.24)
- [No.099-1]パラレルワールド(2009.10.23)
- [No.098-2]小さな巨人(2009.10.22)




コメント