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[No.066-2]奇跡の星

No.066-2

私と彼との出逢いは奇跡じゃない・・・。
友人はそう言った。

「地球以外に生命体っていると思う?」
「今、答えないといけないこと?」
(恋愛の話なのに、どんな意味があるというの?)

友人の目は真剣だ。

「そ、そうね・・・いると想う・・・星は無限にあるから」
友人の気迫に負けた。
「地球を“奇跡の星”と呼ぶ人もいるわ・・・でも」
「本当にそうなんだろうか」

友人の言葉の意味を、何となくだけど感じる。

出逢いは奇跡でも、偶然でもない。
そう想える人と出逢えている事実・・・。

「いくらでも出逢いなんてあるのよ・・・それ・・・」
「・・・が、運命の人であっても・・・でしょ?」

友人の代わりに答えた。

(No.066完)
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