お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます
道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むことだって・・・そんなブログです。

小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」は主人公ではなく物語を“引っ張る人”です。つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は =男性 =女性 を表しています。
マークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シーンに入った時や戻って来た時にも挿入しています(No.200~No.359までは、マークを使用)
マークはNo.200より対応、これ以前は未対応です。

「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで掲載済み小説の舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付けています(★ひとつの実話度は20%)
・小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。

「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そしていつもそれに巻き込まれてしまう“俺”・・・。

2025/5/7 
本日より掲載を再開します。
2025/3/28 
諸事情により、4月1日~5月6日まで長期のお休みをいただきます。再開は5月7日を予定しています。

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[No.1326-2]灯台下暗し

No.1326-2

「もしかしたら家の近所の方が・・・」
「それは言える」

家の近くにも桜並木がある。
そこはそこでかなり立派な桜が咲いている。

「ここに来る意味ある?」
「・・・かもw」

とは言うものの、名所と言われる所に行きたいものだ。
無名な場所よりも。

「それも分かるw」
「それこそ日本人ね」

いずれにしても、桜はいいものだ。
どんな場所で見ても。

「言ってることが支離滅裂w」
「・・・認めるw」

「ふ~疲れた~!」

今年はいつになく桜を眺めた。
何かにとりつかれたように。

「さて・・・と・・・ん?」

肩に桜の花びらを見つけた。
J1326
(No.1326完)
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[No.1326-1]灯台下暗し

No.1326-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「満開!」
「タイミングがバッチリだったね!」

丁度良いタイミングで桜が満開を迎えた。
意外とこのタイミングが難しい。

「去年は・・・」
「・・・だったわねw」

平日、それも月曜日に満開を迎えた。
土日休みの私たちにとっては魔の1週間になった。

「本気で会社を休もうかとw」
「私もw」

なぜだか桜を見に行きたくなる。
理由などない。

「あえて言うなら・・・」
「日本人だからかな?」

わざわざ、遠くの桜並木を見に行く。
お城を囲むように咲く桜を。

「でも、ちょっと減ったよね?」
「確かに・・・」

初めて訪れた時はもう少し多かった。
桜も人も。

(No.1326-2へ続く)

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ホタル通信 No.603

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.798 210円の切符
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

この小説、半分創作で半分事実です。前半が創作で、後半が事実です。

小説上の半年前に、 実際にこのような光景を目撃しました。その高校生の女の子は咄嗟の判断で降りた女性に声を掛けたのだと思います。そりゃそうですよね?電車はすぐに発車するし、自分は降りるわけにはいかない。
でも、そんな女の子の行動に対して、降りた女性の態度・・・もちろん、間違ってはいないので何も責められるものはありません。むしろ女性も急に声を掛けられて、驚いた上での正直な発言だったと思います。

大袈裟ですが、その女の子の行動を無駄にしたくないとの思いで小説にしてみました。つまり、半年前の出来事を“今”の出来事に置き換えて、“こうだったら良かったのに”と創作したわけです。繰り返しになりますが、その女性に何の落ち度もなく、何ら責められるものではありません。ただ、心の準備がないと創作のような行動を取れるわけでもありませんから、この小説を読んで心の準備をしていただけたら幸いです、その日に備えて。

手前味噌ですが、好きな小説のひとつです。派手さはありませんが、今でも印象深く心に残っています。
Jt603
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