お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます
道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むことだって・・・そんなブログです。

小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」は主人公ではなく物語を“引っ張る人”です。つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は =男性 =女性 を表しています。
マークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シーンに入った時や戻って来た時にも挿入しています(No.200~No.359までは、マークを使用)
マークはNo.200より対応、これ以前は未対応です。

「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで掲載済み小説の舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付けています(★ひとつの実話度は20%)
・小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。

「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そしていつもそれに巻き込まれてしまう“俺”・・・。

2022/06/09 
都合により、6月10日(金)~6月15日(水)までお休みいたします。再開は16日(木)を予定しています。

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ホタル通信 No.500

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

特別編

最近、何度か特別編を書いていますので、言うほど特別感がなくなってきましたが、今回は「No.500」を迎えたことに対する特別編です。

まず、数字で振り返ってみたいと思います。2022年6月22日現在、小説は1117話掲載していますから、ホタル通信は約半分に到達したことになります。ホタル通信自体は、小説の掲載を始めてから約1年後にスタートさせた企画です。また、掲載のペースは、小説2話に対してホタル通信は1話ですから、このまま進めばホタル通信が小説を追い越すことはありません。

実は、小説の掲載危機・・・特にNo.1000を迎えた頃に、ブログの閉鎖、休止を考えていた時期がありました。これについては何度か記事にしています。原因は慢性的なネタ不足、つまり私が言うところの感性が鈍ってしまったことに他なりません。そのため、閉鎖や長期休止を考えた訳ですが、継続の道も探っていました。その時、考えていたのが「ホタル通信で記事を書いていこう!」ということです。新規のネタはないけど、ホタル通信ならネタは既出の小説分ありますからね。
でも、ご覧の通り、それは実現しませんでした・・・しませんでしたと言うより、採用を見合わせました。何だか続けることだけに固執して、何か大事なものを見失うと思ったからです。

現在、文章力は多少良くなっていても私が思う質は下がっていく一方です。でも、趣味のような仕事のような、そんな不思議な感覚を楽しんでいる自分も居ます。
果たして、ホタル通信がNo.1000を迎え、特別編を書くことが出来るかどうか・・・それこそ“神のみぞ知る”って感じです。

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[No.1118-2]それ以上言わないで!

No.1118-2

「珍しい・・・こともないか?」
「さぁ、どうだろうね」

メジャーではないことは分かっている。

「これには理由があって」
「理由?」

実家に帰った時、かぼちゃの味噌汁が出たことがあった。
子供の頃は、一度も出たことがなかったのに。

「最初はエー!みたいな感じだったけど」

食べてみると実に美味しかった。
かぼちゃの甘みがみそとあう。

「私は食べたことないな」
「僕だってそうだったさ」

それからと言うもの、自分で作ることさえあった。
ただ、カボチャは冷凍食品を使った。

「わかる!面倒だもんね」
「そう!硬いし」

その点、冷凍食品は便利だ。
下茹でしているから調理も早い。

「話を聞いてたら無性に食べたくなってきたよ」
「僕も・・・」

そんなこんなで夕食の献立が決まった。

「白いご飯と相性が良くてさぁ・・・」
「それ以上言わないで!」

(No.1118完)
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[No.1118-1]それ以上言わないで!

No.1118-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「この味噌汁、美味しいね!」
「だよな?」

僕もそう言おうと思っていたところだった。
普通の定食屋とは思えない味だ。

「店の人が聞いたら怒るわよw」
「わかってるよ」

ダシが効いている。
それに、魚介の旨みのようなものも感じる。

「家庭では出せない味かもな」
「そうだね」

でも、家庭は家庭なりの味がある。
そして、家庭ごとの味もある。

「ところでさぁ、味噌汁で好きな具は?」
「・・・そうね」

彼女が考え始めた。
確かに、候補は山のようにあるだろう。

「私は、豆腐とネギかな・・・あなたは?」
「僕は・・・」

好きな具は沢山ある。
その中でひとつに決めるのはなかなか難しい。

「かぼちゃ・・・そう!かぼちゃかな」
「かぼちゃって、あの?」

“あの”以外、何があるのか逆に聞きたいくらいだ。
けど、そう言いたい気持ちも理解できる。

(No.1118-2へ続く)

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