お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます

道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むこと
だって・・・そんなブログです。
ご訪問の足跡として、コメントや拍手を残して頂けましたら、大変
嬉しいです。ではごゆっくりと小説をお楽しみくださいませ。

当ブログは、ブラウザIEで文字サイズ「小」で最適化しております。

小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場
 人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」とは主人公ではなく、物語を“引っ張る人”です。
 つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は =男性 =女性 を表しています。
マークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シ
 ーンに入った時、そこから戻って来た時にも挿入しています。
 尚、No.200~No.359までは、マークを使用しています。
マークは「No.200」より対応(これ以前は未対応)
「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで、掲載済み小説の
 舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付
 けています(★ひとつの実話度は20%)
・該当する小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。
「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは、菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そして、いつも
 それに巻き込まれてしまう“俺”・・・。
 
・2020/08/08

 都合により、8月8日(土)~8月19日(水)までお休みさせて
 頂きます。再開は8月20日(木)を予定しています。
 
・2020/08/08
 いつもたくさんのFC2拍手をくれる方々、本当にありがとう
 ございます


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ホタル通信 No.438

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.509 半券
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

半券を捨て忘れたのは事実ですが、それが恋愛話とは全くリンク
しておらず、単なる“捨て忘れた”話です。

コートではなくとも、ポケットから捨て忘れた何かが出てくることは
珍しくはありません。また、カバンの中から・・・ということも一度や
二度は経験したことがあると思います。
さほど複雑な話ではないのですが、ストーリーを補足させて頂くと
次のようになります。
一年前、私は別の人と付き合っていた。その時、おろしたてのコー
トを着ており、映画の半券をポケットに仕舞い込んだ。その半券が
出てくるところからストーリーが始まります。

映画は恋愛の象徴だと思っていますので、半券も重要なアイテム
のひとつでしょう。何気ない半券に当時の想いがギュっと詰まって
いるように思えます。
小説では、ゴミ扱いしているふしもありますが、「思い出までも捨て
る必要はない」とかろうじてフォローはしています。ただ、この半券
制度はいつまで続くんでしょうか?
今やネットやスマホの時代です。近い将来、半券がこの世から消
えてなくなる日も来るでしょう。

オチは分かりますか?
特別、凝った作りではありませんが、これも補足させて頂くと、こ
れからは捨て忘れた半券の話を現在の彼とする・・・つまり、この
先“別れることがない”ということを遠回しに表現しています。
T438
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[No.998-2]続く命

No.998-2

「それはそれで残念ね」

毎年、夏になるとセミとの出会いがある。
出会いと言っても、ちょっと物悲しい出会いにはなるが・・・。

「そうね」
「あんなうるさい奴らだけど」

うるさい分、消え行く命が対照的だ。
毎年、そんな命と出会う。

「朝まで玄関先に居たかもね」
「・・・その可能性はあるわね」

私との出会いを果たす前に・・・というパターンだろう。

「けど、よく気付いたわね?」
「透明でしょ、羽って?」

そう・・・確かに注意しなければ分からないレベルだ。

「そうね、でもあの質感と形ですぐ分かったよ」
「さすが!」

もしかしたら、今年の出会いはこれだけかもしれない。

「セミがあなたに会いに来てたのかな?」
「なんで?」
「だって、玄関先までなんて、よっぽど・・・」

まぁ、その可能性も否定できない。
セミの世界では私は有名人なのかもしれない。

「有名人?」
「バカみたい!って言えないのが、あなたのすごい所よ」

とにかく、夏と共に何かと話題を運んでくれる奴らだ。

「それで、その羽は?」

プランターで育てているゴーヤの肥やしにした。
命が続いていくように願いながら。
S998
(No.998完)
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[No.998-1]続く命

No.998-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「今来も来たわよ」

どうでもいいことを報告する自分が居る。
でも、嫌な気分じゃない。

「待ってました!」

そのどうでもいいことを心待ちにしている人も居る。

「で、今年はどこに?」
「今年はね・・・」

一風変わった出会いとなった。
いや・・・正確には出会ってはいない。

「玄関の・・・」
「玄関!?随分と親しくなったのね!」

話はまだ終わっていない。

「玄関は玄関なんだけど」
「羽だけが落ちてたんだ」

それも一枚というか片方の羽だけ。

「セミそのものは?」
「それが居なかったんだよね」

昨日、出かけようと玄関の扉を開けた。
すると、玄関前にセミの羽だけが落ちていた。

「いつもなら、壁にくっ付いてたり」
「床でひっくり返ってたりしてるんだけど」

今年はその姿はなかった。

「食べられちゃったとか?」
「・・・かもしれない」

マンションの7階だけに、アリは寄ってこない。
恐らく、鳥に食べられたんだろう。

(No.998-2へ続く)

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