お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます
道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むことだって・・・そんなブログです。

小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」は主人公ではなく物語を“引っ張る人”です。つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は =男性 =女性 を表しています。
マークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シーンに入った時や戻って来た時にも挿入しています(No.200~No.359までは、マークを使用)
マークはNo.200より対応、これ以前は未対応です。

「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで掲載済み小説の舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付けています(★ひとつの実話度は20%)
・小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。

「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そしていつもそれに巻き込まれてしまう“俺”・・・。

2026/4/9 
本日より掲載を再開します。
2026/4/1 
諸事情により、4月1日から4月8日までお休みをいただきます。再開は4月9日を予定しています。

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[No.1364-1]力強い手~第一部

No.1364-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
“お父さんを頼むね”

その言葉が何度も頭をよぎる。
その度に後悔にも似た感情が押し寄せてきた。

「その言葉を俺は守れただろうか・・・」

「急だったね」
「本当は、今週末、行くつもりだったけどね」

父の容態が良くないと弟から連絡が来た。
元気ではなかったが、悪いということもなかった。

「甘く考えていたかもな」
「距離があることをいいことに」

父は4年前くらいから施設で暮らし始めた。
自ら入居を希望したからだ。

「仕方ないよ、遠いのは事実なんだから」

隣の県とは言え、施設までは3時間以上掛かる。
その距離が迷いを生じさせた。

「言い訳になるけど・・・ね」

今までも何度か容態が良くない時があった。
だから、また同じだろうとも考えていた。

「ただ、熱が下がらなくて」
「以前よりは緊迫したのも事実」

なのに都合よく考えていた。
少し違うが、“すっぱいぶどう”と同じだ。

「あれこれと考える自体、間違っている」

後先考えず行動すべきだった。
今・・・振り返るとだけど。

(No.1364-2へ続く)

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ホタル通信 No.622

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.688 私はそんなに偉くない
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

タイトルだけでは思い出せなかったのですが、読んでみると「あーなるほど!」と。

この小説、よく出来ていると思いませんか?でも、実話度100%ですから、私の力ではありません。それこそ“神が与えてくれた小説”と言えるんじゃないかとw日常を小説風にするのが当ブログですから、ちょっとしたことでも拾っています。じゃないと、すぐにネタ切れになって行き詰ってしまいます。特にここ数年は常に危険水域で、ギリギリの攻防が続いています。

なので、このような天から降って来たようなネタは大変有難いです、本当に。小説の通り、聞き耳を立てているわけではないですが、常にネタを追い求めてはいるでしょうね。これを個人的には“感性”と呼んでおり、ネタを見つけられない、感じられなくなったその時は当ブログを終わらせるつもりです。
今は辛うじて続けられていますが、感性も鈍りつつある今日頃ごろで心配な反面、小さなことでも気付ける感性は逆に磨かれているかもしれません。

つい最近も、長らく通っているはずの会社の帰り道で、同じ日にネタを3つも仕入れることが出来ました。そんな日もあるんですよね。
Jt622
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[No.1363-2]その瞬間

No.1363-2

「案外、知らないものね」
「それは言えてる」

近くに居ながら気付かない。
なんか恋愛に似ている。

「なになに、急に恋バナ?」
「ち、違うわよ」

とにかく、たまにはいい。
こうやって意味もなく遠回りするのも。

「でも、あまりのんびりしてると」
「すぐ陽が落ちるわよ」

実際、少しづつ暗くなり始めている。
まぁ、これはこれで趣があるが。

「ん?」
「どうしたの?」

近くの1本の外灯に火が灯る。
その瞬間、見たことがない場面に遭遇した。

「・・・初めてみたかも」
「私もよ」

マンションの無数の屋外灯に火が灯る瞬間を見た。
J1363
(No.1363完)
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