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[No.932-2]フーとハー

No.932-2

「・・・あっ!」
「ここまで来ると、逆に尊敬しちゃうわよ」

気持ちは分からなくもない。
私だって、全く“つかない”わけではないからだ。

「悩みごと?」
「まぁ・・・そんな感じね」

最近、彼氏と上手く行っていないと聞かされていた。
おそらく、ため息の原因はそこにあるのだろう。

「まぁ・・・」
「ため息、全てがダメじゃないのよ」

ため息も“つき方”次第で大きく変わる。
少なくとも私はそう思っている。

「つき方!?」
「そう!言葉を替えてみるの」

替えると言っても、“超”が付くほど簡単だ。

「なになに!?」
「じゃぁ、わざと“ついて”みせるわね!」

一旦、時間を止める・・・そして・・・・。

「フゥ~」

あえて、大袈裟にため息をついて見せた。

「・・・なにが違うの・・・その変な表情?」
「ち、違うわよぉ!」

“フゥ~”とつけば、何となく一段落したような気になる。
S932
(No.932完)
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