« [No.919-1]あなたを好きだから | トップページ | [No.920-1]あの日のように »

[No.919-2]あなたを好きだから

No.919-2

「な、わけないでしょ?」
「だったら、あんたなんかと一緒に居ないわよ」

いつもの彼女らしいセリフだ。

「それはこっちも同じ」

僕は僕で、彼女が居ない。

「じゃぁ・・・何があったんだよ?」
「・・・先週の金曜日、覚えてる?」

覚えてるもなにも、毎週金曜日はカラオケの日と決めている。
先週も例外ではない。

「いつものひとりカラオケがどうした?」
「・・・LINEくれたよね?」

確かにLINEした。
特に意味もなく、“デンモク”を写してそれを送った。

「雰囲気出てただろ?」
「そうね」

返事が何だかそっけない。

「・・・原因はそれか!?」

逆に、“デンモク”以外はほとんど写っていない。
だから、突っ込まれようがないはずだ。

「もしかして・・・一緒にカラオケしたかったのか?」
「・・・オンチなの知ってるよね?」

そうだった。

「本心かどうか、聞いてるの!」

言っている意味が理解できない自分がいた。
S919
(No.919完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

|

« [No.919-1]あなたを好きだから | トップページ | [No.920-1]あの日のように »

(037)小説No.901~925」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« [No.919-1]あなたを好きだから | トップページ | [No.920-1]あの日のように »