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2018年7月

[No.851-1]オクトーバーフェスト

No.851-1

登場人物
virgo女性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
今年もそれがやってきた。
いまや自分の中で定番化している。

「行くでしょ?」
「もちろん!」

聞くまでもないが、一応、確認してみた。

「来週からだっけ?」
「そうだよ、今月いっぱいまでやるよ」

私も友人も、普段から飲み歩くタイプじゃない。
ただ、これだけは別だ。

「今年は、色々なビールを飲んでみない?」
「いいね、それ!」

別にインスタ映えを狙っているわけじゃない。
純粋に、色んなビールを味わいたいだけだ。

「カクテルビアって言えばいいのかな?」
「あのカラフルなやつでしょ?」

普段から飲まないだけに、知識は薄い。

「去年は、赤とか緑とか、あったよね?」

今まではずっと、黒ビール派だった。
でも、実はカラフルなビールに興味津々だった。

「楽しみぃ~!」

週末は天気も良いみたいだ。

(No.851-2へ続く)

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[No.851-2]オクトーバーフェスト

No.851-2

「そう言えばさぁ・・・」
「なんで、行くようになったんだっけ?」

ふと思った。

「・・・えっ・・・と・・・」
「何でかな?」

繰り返しになるが、私も友人もアルコールには興味はない。
だから、普段は飲み歩くこともない。

「どっちが誘ったんだっけ?」
「どっちだろう・・・」

かれこれ7~8年前の話だ。
覚えてなくても無理はないだろう。

「まぁ・・・いいじゃん!」
「なにか問題があるわけじゃないし」

それはそうだ。
今更、きっかけを思い出したところで、何かが変わるわけでもない。

「でもさぁ、これのお蔭で仲良くなれたよね」
「それは言えてる!」

本音で色々、語り合えた。
仕事のこと、恋愛のこと・・・。

「真昼間・・・だけどね」
「あはは!そうそう!」

会場には、生演奏の軽快な音楽が流れていた。
黒ビールよりもどんよりした私たちを尻目に。
S851
(No.851完))
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[No.852-1]昔見た景色

No.852-1

登場人物
shadow男性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
「不思議なもんだよな・・・」
「なにが?」

独り言のつもりが、しっかり聞こえていたようだ。

「いや、その・・・」

独り言のつもりだけに、答えを用意していなかった。

「独り言だった?」

逆に彼女が気を利かせてくれた。

「う、うん・・・ごめん、つい・・・」
「いいけど、珍しいわね?」

それは当たっている。
普段から、ぶつくさと独り言をいうタイプではないからだ。

「窓の外を見てたらさ・・・」

ちょっと、不思議な感覚に陥った。

「昔、出張でよく来てたんだ、ここに」
「・・・で、この電車からよく外を眺めてたんだ」

とは言え、別に深い意味はない。
ただ、ぼんやりと景色を見ていただけだった。

「そう言えば・・・」
「出張が多かったって嘆いてたもんね」

特に、ここ大阪は幾度となくなく訪れた。

(No.852-2へ続く)

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[No.852-2]昔見た景色

No.852-2

「それが、今じゃ・・・住んでるんだもんな」

数年前に、転勤でここに来た。

「なんだか分からないような、分かるような話ね」

同じ景色を、違う立場で見ている。

「当時はよそ者感覚だったけど」
「今は住民だもんな」

特別、何かが変わったわけではない。
けど、言葉では言い表せない何かがある。

「だから、不思議なんだよ」

時々、景色を見ながらそんなことを考えていた。

「誰かに聞いて欲しかったのかもね?」
「・・・かもな」

だからと言って、あえて口にしたわけじゃない。

「私もそんなふうに思うようになるのかな?」

彼女も僕ほどではないが、度々ここを訪れている。
言うなれば、かつての僕と同じだ。

「ここの住民になれば、そうなるかもな」
「・・・そうね」

遠距離恋愛が終わった時、彼女に聞いてみよう。
S852
(No.852完)
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ホタル通信 No.366

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.371 誘われた夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

数ある小説の中でも、ひときわ艶っぽく、緊張感がある小説です。
次回のホタル通信では、続きに相当するNo.372を紹介します。

少し時系列を整理しておきます。前半に二つ@が入っていますが、
流れとして、今から1週間前に話を戻し、そしてまた今に戻ってくるよ
うな意味で入れています(詳しくは「お知らせ」の小説の楽しみ方を
ご参照ください)

さて、実話度はほぼ100%です。
駆け引きというほど大袈裟なものではありませんが、その時はか
なり緊張していたことを覚えています。
恋人でもないし、特別親しい友達でもない・・・同僚に毛が生えた程
度の関係でした。ただ、二人とも札幌から大阪へ転勤してきたこと
もあり、同郷のつながりは大きかったと思います。
札幌では同じ職場で働いていましたが、特別、親しいわけではなく
転勤を機に距離が縮まったのは間違いありません。

その彼女は今、どうしているのか・・・と言うと、今でも付き合いはあ
ります。濃くも薄くもなく、今でも度々、冬のホタルに登場してくれる
ひとりです。
今、彼女は札幌に戻っています。電話で話すことはないのですが
LINEでは繋がりがあり、ほぼ毎日、スタンプでやりとりしています。
99.9%は写真やスタンプで、文字を送ってくることはほとんどありま
せん。考えすぎかもしれませんが、もしかしたら・・・。
T366

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[No.853-1]かわいさアピ-ル

No.853-1

登場人物
shadow男性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
「見て!見て!」

少し離れたところに、スズメが集まりだした。

「もしかして、狙いはこれか?」
「多分、そうだろうね」

ポップコーンをほうばるためベンチに腰かけた。
その途端の出来事だった。

「ちょっと、あげてみようよ!」

あいつらの行動は承知している。
一度、味をしめると何度でもねだってくるだろう。

「よせよ、面倒だろ・・・」

彼らには付き合っていられない。
この後どうなるか、先は見えている。

「えぇ~でも・・・ほら見てよ!」

言われなくても、見ている。
徐々に距離を詰めて来ているからだ。

「あら?この子・・・」

一匹のスズメが僕らの目の前まで寄ってきた。
そして、僕らをじっと見つめている。

「目がウルウルしてる・・・」
「冗談だろ!?見えるのか・・・」

でも、そんな感じに見えなくもない。

(No.853-2へ続く)

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[No.853-2]かわいさアピ-ル

No.853-2

「アピールしてない?」
「・・・かもな」

相変わらず僕らをじっと見つめている。
時より、小刻みな動作を加えながら。

「かっわいいぃ~!」
「ねっ!あげていいでしょ?」

人に慣れているからと言っても、さすがに気になってしまう。
確かに、アピールしているようにも見える。

「仕方ないなぁ・・・」

ポップコーンを小さくちぎって、目の前に放り投げた。
僕らもまだ食べていないというのに。

「ついばみ始めたよ!」

小さくしたつもりだったが、まだ大きすぎるようだった。
でも、上手に食べ始めた。

「問題はここからなんだよな・・・」

予想通り、これを見ていた他の連中が続々と集まってきた。
こうなると、もう、多勢に無勢になる。

「ハトも!?」
「カラスも来たよ」

ある意味、ベンチ前は修羅場と化した。
こうなると、多少、ばら撒いたほうがいいだろう。

「あげるから、ちょ、ちょっと待って!」
「じゃ、まずは私からねっ!」

隣にも、かわいさアピールする生き物が居た。
S853
(No.853完)
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[No.854-1]根はいい子

No.854-1

登場人物
virgo女性=牽引役  shadow男性=相手
-----------------------------
最近、彼と口喧嘩が絶えない。
今だって、何だか雲行きが怪しくなってきた。

「どうしたんだよ、最近!?」
「・・・どうもしないわよ」

とは言え、間違いなくイライラしている私がいる。
ただ、その理由は自分でも分からない。

「ほら・・・その言い方・・・」

彼もやんわりと応戦してくる。
理不尽であったとしても、一歩引いて欲しいのが本音だ。

「分かってるわよ、自分でも」

彼と上手くいってないわけではない。
けど、年齢と共に、色々と考えることが増えてきた。

「悩み事でもあるの?」
「そうじゃないけど・・・」

特段、大きな悩み事を抱えているわけじゃない。

「それなら、どうして・・・」
「・・・ごめん」

ちょっとした行き違いで、大ごとになる。
昔なら、笑い飛ばせたような小さなことでも。

「とにかく、一旦、落ち着こうよ」
「・・・そうする」

アイスコーヒーを一気に半分まで飲み干した。

(No.854-2へ続く)

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[No.854-2]根はいい子

No.854-2

「落ち着いた?」

コクリ、と小さくうなづいて見せた。

「ごめんな、応戦しちゃって」
「ううん、私の方こそ・・・」

いつだって、彼はやさしい。

「僕だって、そんな時があるかもしれないし」

彼が私に寄せてくれた。

「本当にごめん・・・自分でも良く分からなくて」

女子特有のアレから来ているものでもない。
とにかく、ここ最近、いつも気持ちがモヤモヤしている。

「じゃぁ・・・遠出でもするか?」
「今週末は、ドライブ日和だし」

申し出はとても在り難いし、そうもしたい。
ただ・・・。

「・・・」
「大丈夫だよ」

私の気持ちを察してか、彼が声を掛けてくれた。

「音楽でも聞いていればいいよ・・・ボンヤリと」
「うん・・・ありがとう」

普通なら、愛想を尽かされても、おかしくはない状況だ。
自分の理不尽さを理解しているからだ。

「でも、どうしてこんなにやさしくしてくれるの?」
「根はいい子だと知ってるからさ」
S854
(No.854完)
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ホタル通信 No.367

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.372 誘った夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

この小説は「No.371 誘われた夜」の続編です。数ある続編の中
でも際立って関係性が深い話です。

結局、あの日は何もなく、そこから1週間経過した頃、少しソワソ
ワし始めました。小説の通り、今度は僕が彼女を誘うべきかどう
か迷っていたからです。
彼女が僕からの連絡を待っている可能性はゼロではありません
が、空振りに終わるとそれはそれでショックもあります。それでも
意を決して“誘った”のが今回の小説です。

正直に言えば、低俗な期待を持っていました。ただ、本当にそう
なってしまうと、それはそれで問題でした。実話度100%ですから
書いてある通りの内容です。幸か不幸か、結果的に彼女から誘
いを断られました。
夜遅くに、恋人でもない、ましてや友達でもない、同僚程度の男
を家に招き入れた真相は、今でも謎のままです。当時の心境を
彼女に聞くことはこれから先もないと思いますので、永遠の謎と
して心の中にしまっておきます。

最後に、ラストの3行はなかなかお気に入りのフレーズです。
小説っぽいと言う意味でも、僕の落胆ぶりを上手く表現したと言
う意味でも。
T367

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[No.855-1]マメな私

No.855-1

登場人物
virgo女性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
今年は例年になく、始めるのが遅かった。
なぜかしら、ベランダに足が向かなかったからだ。
recycle
「今年はなに育てるの?」

何年も続けば、逆に友人の方が気に掛けてくれる。

「今年もゴーヤだよ」
「好きだね~あんな苦いやつ」

正直に言えば、ゴーヤ自体はそんなに好きではない。
ただ、家庭菜園には適した素材だ。

「まぁ・・・ね」

極端に言えば、水さえ気を付けていれば良い。
後は、放っておいても構わない。

「それにしてもマメだよね?」
「そ、そうかな・・・」

さっきの心の声を聞かせたら驚くだろう。
別に、家庭菜園をする人がマメだとは限らない、少なくとも私は。

「違うの?」
「ほら、釣りが好きな人って・・・」

短気が多いと聞く。

「確かに、そう言われるよね」

つまり、気性はそれほど関係ない。
あったとしても、別のところで影響してるのだろう。

「早い話、マメじゃないと言いたいのね?」
「そういうこと」

随分と話が脱線してしまった。

(No.855-2へ続く)

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[No.855-2]マメな私

No.855-2

「そうかしら?」

友人が話を長引かせる。

「そうよ、ゴーヤなんて・・・」
「基本、放っておいても大丈夫なんだから」

さっきの心の声を口に出した。

「マメじゃない私にピッタリよ」
「あはは!」

友人が笑い出した。
絶対、笑うところじゃないのに。

「な、なによ!?」
「だって、さぁ・・・」

まだ、笑いが止まらなさそうだ。

「さっきの釣り人と一緒ね!」
「釣り人?」

自分で例え話を出しておきながら、いまいちピンとこない。

「まぁ、深く考えないで」
「ちょっと教えなさいよ!?」

なんだか馬鹿にされているように聞こえなくもない。
とにかく答えを聞かないと気持ちが悪い。

「あら?放っておいても大丈夫だったんじゃない?」
「それはゴーヤ!」
S855
(No.855完)
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[No.856-1]売物件

No.856-1

登場人物
shadow男性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
それが最悪の事態だとは思っていない。
誰しもそれからは絶対に逃れられないからだ。
recycle
「・・・売物件?」
「ほら、以前、話したことがあっただろ?」

通勤の途中に、ある家の前を通る。
その時、必ずと言っていいほど、お婆ちゃんを見掛ける。

「確か・・・デイサービス待ちとか・・・」
「多分ね」

そのようなサービスを受けている瞬間を見たわけじゃない。
ただ、経験上、そう見える。

「玄関で座ってたり」
「近くをウロウロしてる時もあったな」

明らかに何かを待っている仕草だった。
よそ行きの恰好が一層、そう思わせた。

「僕も時間には正確なほうだから」

家を出る時間はほぼ同じだ。
道中、信号待ちがあったとしても、そう大きくは変わらない。

「自転車だよね?」
「そう・・・だから、家の前をただ通過するだけなんだけど」

毎日、顔をあわせていると何となく気になってくる。

「それが・・・数か月前から見掛けなくなって」

数日なら気にはならない。
今までも、何度かあったからだ。

(No.856-2へ続く)

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[No.856-2]売物件

No.856-2

「さすがに色々考えたよ」

かなり高齢に見えた。
何かあってもおかしくはない。

「そうね・・・長期入院だってあるだろうし」
「変な言い方だけど、逆にそう願ってた」

また、帰って来てくれるのだと・・・。

「一度だけ・・・声を掛けられたことがあったんだ」

いつも通り、家の前の通過しようとしていた時だった。
“おはようございます”と声がした。

「僕に言ったのかどうか分からないけど」

状況からすれば、僕の可能性が濃厚だった。

「予期してなかったし、自転車だったので・・・」
「そのまま素通りした・・・と?」

今度会ったら、声を掛けようと、軽い気持ちで走り去った。

「そしたら、今日・・・」

家のフェンスに“売物件”の看板が取り付けられていた。
それを見た瞬間、全てを悟った。

「そっか・・・」
「だから、心残りで」

もう、声を掛けることはかなわない。

「家の前を通るだけでも、嬉しかったんだと思うよ」S856
(No.856完)
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ホタル通信 No.368

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.401 水なす
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

1話から399話の紹介が全て終わり、いよいよ400話以降の紹介
となります。尚、せいじゅうろうシリーズは意図的にホタル通信で
は紹介していません。

さて、実話度は低めですが、主人公?である水なすの話は事実
です。後半の冒頭付近は、自分でも何を書いているのかよく分か
らない展開になっていますので、ご了承ください。
水なすの存在は知ってはいたのですが、食べたことは今まで一
度もありませんでした。

ある時、「水なすが美味しい」それも「考えが変わるほど」とある人
から聞かされ、それなら・・・と行動に移した話です。
内容が内容だけに、面白みに欠ける話に仕上がりそうな雰囲気が
あったので、多少コミカルさを狙いました。
話はそれますが、実際食べてみると、確かに考え方が変わるほど
美味しかったのは事実です。浅漬けにして食べると、みずみずしさ
が半端ではありません。
水なすと言うくらいですから、果汁ならぬ野菜汁とでも言えば良い
のでしょうか?ジューシーさは感動ものでした。

話を戻せば、そんなこんなな感動が小説のきっかけです。そこに
コミカルさを加えました。とは言え、ラストの出来栄えは、イマイチ
です。
T368

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[No.857-1]半々な気持ち

No.857-1

登場人物
virgo女性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
偶然にも実家の近くに出張することになった。
仕事人生の中でも、かなりレアなケースだ。
recycle
「・・・浮かない顔じゃん?」
「久しぶりの実家だったんでしょ?」

どうやら顔に出るタイプらしい。
今まであまり気付かなかった。

「まぁ・・・そうだけど」
「・・・あぁ、なるほどね!」

こんな短い会話で、何かを感じ取ったらしい。

「やっぱり、言われるよね~」
「分かる、分かる!」

ひとりで何やら納得し始めた。
同僚の表情を見れば、何となく察しはつく。

「どうせ結婚のことでしょ?」
「違うの!?」

確かに、帰るたびに言われてはいる。
ただ、帰らなくても言われている。

「違わなくもないけど、ちょっと・・・ね」

嬉しくもあり、悲しくもある出来事があった。

「うわぁ・・・なんだかコメントしにくい話のようね」
「大した出来事じゃないのよ・・・でも・・・」

距離と言うか、時間を感じさせる出来事には違いない。

(No.857-2へ続く)

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