« [No.725-2]営業中 | トップページ | [No.726-1]息を潜めて »

ホタル通信 No.302

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.229 止まった時間
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

最初、タイトルだけでは小説の内容までは思い出せませんで
した。で、あらためて読み直してみると・・・。

実話度が示す通り、ほぼ実話です。彼女の母親が突然、他界
する部分も忠実に再現しています。これは実話ベースの作品
を手がけているからではなく、リアルに書かずにはいられない
ほど、その瞬間が心に突き刺さったからです。

小説にも出てきますが、“心の準備ができていたなら良い”と言
うわけではありませんが、せめて別れの時間があったら・・・と
強く感じました。ただ、これも現実です。ドラマのように都合よく
行きません。
別に現実と言う、非情さを描きたかったわけではなく、それこそ
“ありのまま”を文字にしました。

ほぼ実話なので、読んで頂いた通りですが、ラストは創作にし
ています。彼女の悲しみを“止まった時間”として、自分の中で
例えていたこともあり、その流れからラストを考えました。つまり
肝心のラストは創作です。
小説上は「電池を送った」としていますが、もちろん“電池”を送
ったわけではありません。
彼女の止まった時間を動かす、“何か”の想定であり、それが
“何か”までは決めずに小説を終わらせています。
T302

web拍手 by FC2

|

« [No.725-2]営業中 | トップページ | [No.726-1]息を潜めて »

(112)通信No.301~325」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104673/64403445

この記事へのトラックバック一覧です: ホタル通信 No.302:

« [No.725-2]営業中 | トップページ | [No.726-1]息を潜めて »