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[No.348-2]女友達

No.348-2

「分かってるなら、直さなきゃ」
「苦手なんだよ、女・・・」

言い掛けて、ハッと口を閉じた。
目の間に居るのも、紛れもなく女子だ。
ポジション的には単なる知り合いであっても矛盾が生じる。

「なによ?途中まで言い掛けて」
「・・・いや、まぁ、苦手なんだよ、会・・・」

言い掛けて、また口を閉じた。
苦手なはずの会話が活発に行われている今この瞬間。
これまた矛盾が生じてしまう。

「・・・さっきから言い掛けてばかりじゃない」

うかつに返答できなくなった。

「と、とにかく緊ちょ・・・」
「・・・緊張・・・するってこと・・・?」
「えっ!?」

“じゃあ、私なら緊張しないわけ?”と顔に書いてある。
裏を返せば、もちろん・・・。

「ふ~ん、私って“女子”とは見られてなかったんだ?」

どうやら最初から感づかれていたようだった。

「そんなことないよ」
「いいよ、別に・・・でもこれで良く分かったでしょ?」
「・・・なにがだよ?」

表情が怪しい・・・いや、俗に言う“したり顔”で俺を見つめる。

「紹介した女子、色んなタイプが居たと思わない?」
「あぁ、確かに性格はみんな個性的だったけど・・・!?」

この後、女友達から告白された。

(No.348完)

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