カテゴリー「(114)通信No.351~375」の25件の記事

ホタル通信 No.375

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.433 3つの願い事
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

うそのような本当の話です。今でも少し、神秘的な力を信じてい
ないわけではありません。

ただ、事実はこうです。一度に3つの願い事をしたのではなく、
毎年1つ願い事していました。毎年と言っても、具体的なお願い
をしたのは2年、つまり2回だけでした。
そして、その2回の願い事がほどなくして叶いました。ひとつ目が
「自転車が欲しい」、ふたつ目が「あの人と付き合いたい」でした。
これは小説の通りです。

願いが叶ったことは、もちろん単なる偶然です。冒頭、神秘的な
とは書きましたが、本気でそう思っているわけではありません。
ただ、どちらも自分の力だけで叶うものではなかっただけに、当
時は結構、信じていました。
実はこれに味をしめて、3回目の願い事をしようかと計画は立て
ていました。そう遠くない場所にあったので、その気になれば年
1回とは言わず、毎日通うことも可能です。でも、そこは信心深く
ない私でも“ずうずうしい”と感じていたので、年1回にかけること
にしました。

で、その3回目ですが、結局、そこを訪れることなく、私は実家を
離れました。3回目の願い事も女子には在りがちな内容ですが、
あえて隠しておきます。
T375

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ホタル通信 No.374

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.402 前方後円墳
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

当ブログの小説は、決して悲しい涙で終わることはありません
が、この作品に関して言えば、ややしんみりムードです。

かなりピンポイントな話題ですが、今でも鮮明に覚えています。
社会のテストでそれが出題され、結構、自信を持って“かぎ穴”
と答えました。
その後、先生からフォロー?みたいなものがあって、その時に
それが“前方後円墳”だと言うことを知りました。もちろん、初め
て聞く言葉でした。ただ、小説に書いてある通り、私が聞き逃し
ていた可能性も否定できませんが、古墳そのものが授業に登
場しなかった記憶が残っています。つまり、何の情報も与えら
れずにテストが行われました。

ところが・・・みんな知らないはずなのに、正しい答えを書いて
いる人が結構いました。確かに、テレビや雑誌などを見て知っ
ていたのかもしれませんが、その顔触れは、塾に通っていた
人たちばかりでした。私の友人もそうでしたから、余計に印象
として残っています。
この時、子供ながら、かなりショックを受けましたし、相当な距
離も感じました。昔は今ほど過激ではありませんでしたが、振
り返るとこの辺りから学力に差が付き始めるんでしょうね。

大袈裟ですが、競争社会に飲み込まれて行くそのプロローグ
を描いた小説かもしれません。ですから、冒頭に書いた通り、
どこかしんみり感が漂っているのかもしれませんね。
T374

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ホタル通信 No.373

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.464 ぶたカバン
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

当ブログのテーマと言える“日常”を描いたお手本のような作品
です。日常だけど今でも鮮明に覚えています。

いつの頃からか、カバンをペシャンコにするようになりました。
他の学校がどうであったか分かりませんが、少なくとも私たちの
学校は、それが一種の伝統でした。
先輩から後輩へ、ごく自然に伝染して行ったのでしょうね。気付
けば私もそうしていました。ペシャンコをキープするために、クり
ップで挟んだり、重しを載せてクセ付けしたりしていました。
ペシャンコのカバンですから、ノート程度しか入りません。でも
お弁当は毎日、持参していました。では、そのお弁当は・・・。

答えは簡単です。カバン以外に入れ物を持ち歩いていたからで
す。とは言え、当時と今とでは流行?が異なり、私たちの時代は
紙袋が主流でした。紙袋に諸々を入れ、カバンはペシャンコにす
る、これが定番でした。
ただ、振り返ると、化粧メーカーやブランド品のコンパクトな紙袋
ではなく、それこそ“ザ・紙袋”のような、大きめのサイズを持ち歩
いていました。今の若者すれば、ダサいと言われ兼ねません。
実はこの紙袋にスポットをあてた小説も書いているんですよ。よ
ければ探してみて下さい。

ラストはお決まりの、何となく良いことを言い放って締め括ってい
ます。手前味噌ですが、よくもまぁ、ぶたカバンのテーマでそれな
りに締め括れたなと感心しています。
T373

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ホタル通信 No.372

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.481 電話の向こうで
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

その昔、あるところに、ひとりの女性が勤務していました。
その人は無愛想で有名な方でして・・・。

仕事で事務所に立ち寄るまでは、彼女とは面識がなく、ごく
稀に電話する程度の関係でした。面識と言っても対面した
わけではなく、「彼女が例の人か・・・」と、腫物を触るかのご
とく遠くから見ていたのが実情です。
噂通りの無愛想な方で、事務的とはまた違う感じでした。悪
く言えば高圧的に感じるし、要件が上手く伝えられないと「で、
結局何が言いたいの?」と、逆ギレされそうな感じもあります。
経験と先入観から、ますます電話するのが苦手になり、そん
な心の内が、相手にも届いてしまう・・・という、まさに悪循環
の見本のような関係でした。

そんな時、彼女から思わぬ言葉が発せられました。当時は
深くは考えなかったのですが、今思えば、なぜ僕のことを知
ってたのか、不思議です。
事務所に立ち寄った時も、自己紹介したわけでもなく、「○月
○日に○○さんが来る」程度の情報しかなかったはずです。
確かに、見掛けない顔の人が居ればその人を僕と思うかもし
れません。でも、電話口では「もしかして来ましたよね?」で
はなく「来てたでしょ?」と言われています。

他の人に「あの人、誰?」と聞いている可能性が濃厚ですが
それでも、少しでも興味を持ってくれたことで彼女との距離が
少し縮まったような気がしました。
そんな彼女は、今、比較的近い距離で仕事をしています。
T372

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ホタル通信 No.371

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.489 近くて遠い
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

何だかスッキリしない小説ですね。肝心な部分を隠したまま話が
進んでいますから。

小説的な狙いから隠したのではなく、正直に書けなかったのが本
音です。それに、ホタル通信で書くことも少しためらっています。
人物設定は実際とは真逆で、彼と小説上の私は反対の立場にい
ます。つまり、色々な事実を語るのが、“私”であり、その聞き役が
“彼”というわけです。ちなみに作者はこのどちらかです。これ以降
この立場で話を進めて行きますね。

私には結婚を前提にした彼がいる。彼と言っても、純粋な彼ではな
く、悪意を持って書けばある意味、彼に“飼われている”存在でした。
不自由でもないが自由でもない。逃げ出そうと思えば、いつでも逃
げだせる。でも、私自身、行くあてもない・・・そんな世界で生きてい
ました。
早い話、生きることを半分あきらめていたのかもしれません。そんな
中、聞き役の彼と出会ったのです。

この小説は、二人の距離が近づけば近づくほど、何かが遠のいて行
くさまを描いたものです。私に結婚を前提にした彼が居ること、そし
てもうひとつ、十代で結婚して、離婚の経験があること、これを聞き
役の彼に告白しました。
冬のホタルの原点とも言えるような小説です。こんな経験があった
からこそ、ブログを始めたとも言えます。
T371

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ホタル通信 No.370

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.423 崩れた壁
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

当初、この小説は作ったもののボツにしていました。理由は簡単
です。余りにも自己満足な小説だと感じたからです。

硬派を気取れば、「読者に妥協せず我が道を行く」となりますが、
それでも公開をためらってしまう小説も少なくありません。出来栄
えの問題ではなく、着眼点があまりにも自分目線過ぎるからです。
ただ、小説上の私には崩れかけた壁が物理的なものではなく、家
族の崩壊として見えていました。
先に書いておくと、小説上の私は作者ではありません。つまり、他
人の心境を想像して書いています。とは言え、創作ではなく、事実
がもとになっています。

その他人が誰なのか、あえて書く必要もありませんよね。冬のホタ
ルではお馴染みの“彼女”です。崩れかけた壁が、彼女の言動を励
起させ、小説に仕立てました。彼女の言動がなければ書いていなか
ったと思います。
こんな小説ですが、拍手を5つもいただいています。「5つくらいで偉
そうに言うなよ」と怒られそうですが、当ブログでは大満足の数なん
ですよ。少なくとも5人の方々に共感していただけたと思うと、公開し
て良かった小説のひとつです。

実は、つい最近も一度ボツにした作品を復活させました。そう遠くな
い時期に掲載されますので、お楽しみに。
T370

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ホタル通信 No.369

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.420 買えない自転車
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

事実となる出来事は小さいですが、思い出としてはかなり強く残
っていますので、実話度を少し高めにしています。

記憶にある限りでは、働きに出る前までに乗り換えた自転車は
3台です。最初の1台はもらい物か拾い物のどちらかだと思いま
す。それを塗り替えたのでしょうか・・・やけにペンキ感が強かっ
たことを今でも覚えています。
まだ、低学年ならいいのですが、高学年ともなると、その自転車
が恥ずかしくて恥ずかしくて・・・。同級生はアニメのキャラクター
の自転車だったり、カラフルで女の子らしい自転車だったりして
いましたからね。

ある日、とうとうそれに耐えられなくなり、それこそ号泣しながら
新しい自転車をねだりました。すんなりとは買ってもらえません
でしたが、何とか新品の自転車を購入することができました。
当時、自転車がどの程度の金額であったのか分かりませんが
決して安い買い物ではなかったと思います。でも、子供ですから
そんなことはお構いなしです。

家が裕福じゃなかったから・・・と言うことではなく、生活を切り詰
めるべき所は切り詰める、ただそれだけだったと思います。大人
になってようやくそのことに気付きました。小説のラストもこれで
締め括りました。両親への感謝を込めて。
T369

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ホタル通信 No.368

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.401 水なす
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

1話から399話の紹介が全て終わり、いよいよ400話以降の紹介
となります。尚、せいじゅうろうシリーズは意図的にホタル通信で
は紹介していません。

さて、実話度は低めですが、主人公?である水なすの話は事実
です。後半の冒頭付近は、自分でも何を書いているのかよく分か
らない展開になっていますので、ご了承ください。
水なすの存在は知ってはいたのですが、食べたことは今まで一
度もありませんでした。

ある時、「水なすが美味しい」それも「考えが変わるほど」とある人
から聞かされ、それなら・・・と行動に移した話です。
内容が内容だけに、面白みに欠ける話に仕上がりそうな雰囲気が
あったので、多少コミカルさを狙いました。
話はそれますが、実際食べてみると、確かに考え方が変わるほど
美味しかったのは事実です。浅漬けにして食べると、みずみずしさ
が半端ではありません。
水なすと言うくらいですから、果汁ならぬ野菜汁とでも言えば良い
のでしょうか?ジューシーさは感動ものでした。

話を戻せば、そんなこんなな感動が小説のきっかけです。そこに
コミカルさを加えました。とは言え、ラストの出来栄えは、イマイチ
です。
T368

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ホタル通信 No.367

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.372 誘った夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

この小説は「No.371 誘われた夜」の続編です。数ある続編の中
でも際立って関係性が深い話です。

結局、あの日は何もなく、そこから1週間経過した頃、少しソワソ
ワし始めました。小説の通り、今度は僕が彼女を誘うべきかどう
か迷っていたからです。
彼女が僕からの連絡を待っている可能性はゼロではありません
が、空振りに終わるとそれはそれでショックもあります。それでも
意を決して“誘った”のが今回の小説です。

正直に言えば、低俗な期待を持っていました。ただ、本当にそう
なってしまうと、それはそれで問題でした。実話度100%ですから
書いてある通りの内容です。幸か不幸か、結果的に彼女から誘
いを断られました。
夜遅くに、恋人でもない、ましてや友達でもない、同僚程度の男
を家に招き入れた真相は、今でも謎のままです。当時の心境を
彼女に聞くことはこれから先もないと思いますので、永遠の謎と
して心の中にしまっておきます。

最後に、ラストの3行はなかなかお気に入りのフレーズです。
小説っぽいと言う意味でも、僕の落胆ぶりを上手く表現したと言
う意味でも。
T367

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ホタル通信 No.366

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.371 誘われた夜
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

数ある小説の中でも、ひときわ艶っぽく、緊張感がある小説です。
次回のホタル通信では、続きに相当するNo.372を紹介します。

少し時系列を整理しておきます。前半に二つ@が入っていますが、
流れとして、今から1週間前に話を戻し、そしてまた今に戻ってくるよ
うな意味で入れています(詳しくは「お知らせ」の小説の楽しみ方を
ご参照ください)

さて、実話度はほぼ100%です。
駆け引きというほど大袈裟なものではありませんが、その時はか
なり緊張していたことを覚えています。
恋人でもないし、特別親しい友達でもない・・・同僚に毛が生えた程
度の関係でした。ただ、二人とも札幌から大阪へ転勤してきたこと
もあり、同郷のつながりは大きかったと思います。
札幌では同じ職場で働いていましたが、特別、親しいわけではなく
転勤を機に距離が縮まったのは間違いありません。

その彼女は今、どうしているのか・・・と言うと、今でも付き合いはあ
ります。濃くも薄くもなく、今でも度々、冬のホタルに登場してくれる
ひとりです。
今、彼女は札幌に戻っています。電話で話すことはないのですが
LINEでは繋がりがあり、ほぼ毎日、スタンプでやりとりしています。
99.9%は写真やスタンプで、文字を送ってくることはほとんどありま
せん。考えすぎかもしれませんが、もしかしたら・・・。
T366

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