カテゴリー「(112)通信No.301~325」の25件の記事

ホタル通信 No.325

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.247 BGM
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

前回のホタル通信と同じように、なんとも言い難い微妙な小説
ですね。何かを狙って作っている感が、ありありです。

ハッキリとは覚えていませんが、BGMではなく、好きな曲をセレ
クトしている・・・が小説のきっかけだったと思います。これを軸
に話を進めていると、BGMの流れになった気がしています。
好きな曲を集めても、日によって聞きたい曲が変わる・・・言い
換えると、今の自分に必要なBGMは毎日はもちろん、その瞬間
ごとに違うということです。
分かりやすい例では、失恋した時に聞く曲は、涙が枯れるまで
泣かせてくれる曲か、逆に励ましてくれる曲が一般的でしょう。

朋子の耳に押し付けたヘッドホンから聞こえる曲を、朋子は「失
恋の曲」と判断します。これが伏線となってラストに繋がります。
朋子が意中の人にふられることを想定して、失恋の曲を聞かせ
たような終わり方をさせています。
ただ、悪意があってそうしたのではなく、あくまでもジョークとして
です。
T325

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ホタル通信 No.324

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.284 プラタナスの道で
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

う~ん・・・なんとも言えない微妙な作品ですね。その微妙感の
理由はとても簡単です。

小説に、ある歌詞が出てきていますが、この歌詞のタイトルは
「夏の微笑」という荻野目洋子さんの曲です。その歌詞の一部
を小説のタイトルにしています。
正しくは、小説を作ってタイトルを付けたのではなく、タイトルを
決め、そのタイトルから小説を創作しました。そのため、実話度
は限りなくゼロです。
とは言え、この曲を初めて知った時、この歌詞に共感できると
いうか・・・同じようなことが起こっていました。
そのため、感情移入が激しく、とても印象深い一曲として、心に
刻まれていました。当時、プラタナスがなんであるか、正確には
分かっていませんでした。

本当は、当時の出来事を小説にするつもりで書き始めたのです
が、残念ながらそっちの方向には進みませんでした。
実話度ゼロの方が、小説としては完成度が高いことが多いので
すが、この作品に関して言えば、狙いすぎの粗悪品です。でも、
自分的にはタイトルだけでグッときてしまう作品なんですよ。
T324

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ホタル通信 No.323

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.255 個性
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

あらためて読んでみると、ちょっと読み難かったですね。良くも
悪くも作者の“個性”が出ています。

猫との出会いは事実です。それも小説と同じく、食堂脇に陣取
り、エサを貰おうと出待ちをしているようでした。ただ、その猫が
お世辞にも綺麗とは思えず、毛は汚れ顔は目やにでいっぱい
でした。それに嫌悪感を抱く私と全く気にしない彼。その対照的
なふたりを描いてみました。作者はこのどちらかになります。
猫が嫌いなわけではありませんが、とても野生過ぎて、私的に
は無理なシチュエーションでした。
でも、彼はそんなことを全く気にする様子もなく、じゃれついて
いました。もしかしたら、彼のそんな所に惹かれたのかもしれま
せん。

ラストに、「人ってね・・・案外、そんな所に惹かれるものだよ」と
あります。彼は彼で、私のちょっと変わった部分を好きでいてく
れました。
悪く言えば、薄汚い一匹の猫ですが、彼にして見ればキラキラ
と輝いて見えていたのでしょうね。単に野良猫に同情していたと
は思えない行動でした。もしかしたら私にはできない行動に、少
し嫉妬していたのかもしれません。
T323

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ホタル通信 No.322

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.246 大人な私
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

今回の実話度は微妙な判定かもしれません。実際に小説のよ
うな会話がなかったのに、40%と高めにしました。

彼女が言う“大人”が僕にとっては強がりにしか見えないこと、
また、あるところは子供のままであること・・・これらは全て事実
です。でも、このような会話があったわけではありません。言い
たくても言えなかった、僕の心の内を文字にしました。
例えば、無礼な人が居たとする。彼女は、その無礼さに対して
指摘する。でも、そんな人なんて世の中にはたくさん居ますよ
ね?だから、気にしないでいられること、許せることも大人な対
応です。
それに真正面からぶつかることが、僕にしてみれば子供のよう
に見えました。

小説にも書きましたが、彼女にとって大人にならざるを得ない
状況であったのは間違いありません。悪く言えば、たかが子供
が背伸びして大人な振りをしているに過ぎません。
彼女にとっての“大人”とは、サバイバルであり、緊急避難でも
あります。でも、そうでもしなければ生きていくことができないく
らい、追い詰められていたのも事実です。
T322

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ホタル通信 No.321

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.244 ニアミス
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

ほんの少しだけ演出は入れていますが、ほぼ実話です。初期の
作品ということもあり、リアルに仕上がっています。

ほぼ実話というくらいですから、実際にこのようなことがありました。
待ち合わせ場所の変更、変更した理由、そしてその理由である彼
とのこと・・・書いてある通りです。
“彼と上手く行っていないけど、別れずに付き合っている”理由は
単純です。彼女には行き場所がないからです。だからといって、
そこが安全地帯でもありません。この小説では、この辺りの事情
は省略しています。

当ブログを読んで頂いている方は、この彼女が誰なのかすぐに
分かると思います。隠す必要もないのですが、あえて伏せてみま
した。
全体的な構成としては、コミカルな印象を持つ人もいらっしゃると
は思いますが毒々しさも見え隠れしています。そもそも小説上の
僕との関係がありますよね?ニアミスの危険性がありながら、そ
れでも逢う二人って・・・。

でも、ラストはそんな毒々しさとは無縁です。
彼女との待ち合わせ場所を、ある場所からある場所に変えたの
は、リラックマの売り場がそこにあったからです。この売り場を起
点にした小説も書いているんですよ。
T321

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ホタル通信 No.320

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.354 わらしべ長者
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

なんだか散らかった感がある小説ですね。自分で言うのも変で
すが、イマイチ焦点が絞り込まれていません。

ニュースをきっかけにして、卒業した高校のホームペ-ジに辿り
つく部分はほぼ実話です。そんなつもりではなかったのですが、
気付いたら辿りついていました。
ひとつのきっかけから、次々と連鎖するように事が進んでいく様
が印象に残りました。これをタイトルにしようと考えた時、意味は
違いますが、多少インパクトがある“わらしべ長者”に決めました。

さて、冒頭に記載した“イマイチ焦点が”よりもこの小説には問題
があります。
小説を作った時には、ラストの「実は続きがあるんだ、この話に」
に本当に続きがあったと記憶しているのですが、それが何であっ
たか思い出すことができません。ホタル通信が小説の舞台裏や
秘めたる部分を、さらけ出す目的があるのに本当にすみません。

今はグーグルマップのお陰で、その場に行かずとも写真で雰囲気
が楽しめます。時々、空の上から実家を眺めたり、以前住んでい
た街を眺めたりしています。
「あの場所はどうなってるかな?」と、変わっていなくとも変わって
いたとしても、それはそれで受け止めよう・・・そんな気持ちになり
ます、大袈裟ですが。
T320

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ホタル通信 No.319

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.369 ですな
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

この小説の主軸は、“ですな”で間違いありませんが、実はもう
ひとつキーワードがあります。

この“ですな”を使う人は実在します。ただ、小説のように言葉で
言うのではなく、メールをやりとりする際に時々使っていました。
メールを貰うたびに愉快になれたことを覚えています。
そもそも、この言葉をどこで仕入れてきたかは不明です。小説
にも書きましたが、方言と言うにはさほどインパクトもなく、普通
の言葉が多少、訛って聞こえる程度です。
いずれにせよ、知ったところでどうなるわけでもありませんから、
今でも知らないままです。

さて、もうひとつのキーワードは“長老”です。
実は“ですな”の人と、“長老”の人は別人で、ふたりの話を混ぜ
合わせたような小説です。最初から、混ぜ合わせることを考えて
いたのではなく、話の流れで自然にそうなった感じです。
このふたりは冬のホタルでは度々登場する人物であり、ひとりは
度々ではなく、ヒロインと言ってもいいでしょうね。つまり、せいじゅ
うろうシリーズの菜緒に他なりません。

彼女がこの言葉を使うと、愉快でもあり、ほっこりした気分にもな
ります。二人でよく大笑いしたことが懐かしい今日この頃です。
T319

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ホタル通信 No.318

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.288 幻の花屋さん
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

この小説は、ある理由でとても印象に残っています。それらしく
纏まっているように見えますが、かなり試行錯誤がありました。

通常は仕事の昼休み中に、1本小説を仕上げるのが、私の長年
のスタイルなんですが、この小説に限っては家に帰って何度も
書き直しました。
ずっと倉庫だと思っていた場所が実は花屋さんだった・・・という
ことは事実です。ですから、エピソードしては比較的、書きやす
い方だと思っていたのですが、いざ書き始めてみると、筆が全く
進まず、進んだとしても書き直しが続きました、
なぜ?と聞かれても明確にお答えできません。とにかく、非常に
書き辛かった小説でした。そのせいで、このホタル通信もあまり
筆が進みません。

今もでもこの倉庫自体は存在していますが、花屋さんを続けて
いるかどうかは分かりません。相変わらず、花屋さんと分かるよ
うな看板はなく、それらしい雰囲気もありません。
尚、小説に書いているような、仕事上のつながりは一切なく、ラス
ト付近は全て創作です。
T318

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ホタル通信 No.317

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.290 郵便番号
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

実は今でも直っていません。郵便番号どころか、最近は住所や
電話番号も怪しいものです。

そう頻繁に書くことがない・・・と言っても、それくらいは覚えてい
るでしょ?と言われそうですが、なぜだか頭に入りません。
時々、仕事でビジネスホテルに宿泊する際、住所は大阪なのに
電話番号は以前住んでいた札幌の番号を書いたことがあったく
らいです。
小説に書いた通り、本当の意味でその土地に馴染んでいないた
めかもしれません。

どちらかというと、ややしんみりとする話であり、後半、友人の話
も加えたため、さらにしんみり度が増しています。ラストを明るく
迎えるための、前振りや伏線だったわけではなく、ただ何となくそ
うなったに過ぎません。
これもあってラストは、おちゃらけたような感じにしつつも、友人だ
からこそ言えるような内容に仕上げました。

郵便番号そのものではなく、それを覚えていない自分を題材にす
るところが、冬のホタルらしいと思っています。
T317

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ホタル通信 No.316

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.292 決意の花火
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

実話度は、一部を除いてほぼ100%ですが、小説のタイトルを見て
もどんな話だったのか思い出すことができませんでした。

あらためて読んで見ると・・・自分で言うのもなんですが、胸が熱く
なりました。実話度が示す通り、ドラマのような展開が、現実に起き
ようとしていました。
彼女は彼と住んではいるものの、住んでいる理由はそう単純なモノ
ではありませんでした。端的に書けば行き場所がない彼女にとって
の“転がり先”だったわけです。多少の恋愛感情がなかったわけで
はないものの、“住まわせてもらっている”という、負い目からきた
感情だったのかもしれません。

冬のホタルの読者なら分かるとは思いますが、その彼女は“せいじ
ゅうろうシリーズ”の菜緒に他なりません。
大袈裟ですが、彼女の脱出劇はこの小説に始まったことではなく、
過去にも何度かありました。ただ、ここまで具体的に話が進んだこ
とはなかったため、その期待は大きく膨らみました。その分、未遂で
終ったときの落胆もまた大きなものでした。

あらためて読み返してみると、ラストに書いてある「真夏の逃亡劇」
というのが小説のタイトルに相応しい気もします。でも花火のように
派手に咲いて儚くも散った“私の心”を表現したかったため、今のタ
イトルにしたように記憶しています。
S316

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