カテゴリー「(111)通信No.276~300」の25件の記事

ホタル通信 No.300

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

特別編

ホタル通信がNo.300を迎えたということは、約300話分の舞台
裏やエピソード、作者の想いを紹介したことになります。

小説も何とか、No.721まで書き続けることができていますが、
何度かくじけそうになったことがあります。書くことがイヤにな
ったわけではなく、小説のネタが見つからず、書こうにも書け
ない事態に陥りそうになりました。
特に最近は、このような傾向が大きく、その昔は常に5話程度、
完成品をストックしながら書き続けていたのですが、今では1
話がやっと・・・の状態です。

もし、ブログを止めるとするなら“ネタ切れ=感性が無くなった”
時だと決めています。ですから、ネタ切れは自分にとってはか
なり深刻な事態です。
ここまで書き続けることができたので「これからも続けたい!」
と思う一方、感性が鈍った状態で書き続けることへの抵抗感が
ないわけではありません。
“実話や実話をヒントにする”というポリシーは、ブログ開設当初
はやや曖昧でしたが、今ではすっかり定着しています。
従って、全くの“作り話”を書くつもりがないため、ブログ継続の
危機を自ら演出しているかのようです。

もともと、“ある人のためだけに”立ち上げたブログですから、読
者の気を引こうとはあまり考えていません。
ですが、こんなブログでも陰ながら応援して下さる人がいてくれ
ます。
T300

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ホタル通信 No.299

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.312 重なるイメージ
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

あるべき建物が無くなっている・・・まさしく日常を切り取った話
であり、テーマとしては何度か登場しています。

見ているようで見ていない・・・思い出せない時、苛立ちにも似
た気持ちになります。思い出せないことに苛立ちを感じるので
はなく、見ていなかったことに対してです。
単に建物が無くなっただけに過ぎないのでしょうが、そこには
誰かの人生があったはずです。何度だかそれさえも、否定し
ているような気持ちになります。

実話度は低めですが、無くなったと勘違いしていた建物や新
しく建てられた店は事実です。周りの環境も随分変っていた
こともあり、店一軒分の不自然な空間を見た時、かつてここに
店があったように反応してしまいました。
小説ではその場で、思い出せていますが、実際はかなり後に
なって思い出しています・・・というより、この近くに住む知人に
聞いてようやく事実が判明しました。

そんなこんながありながら・・・でも、いまだに、見ているようで
見ていません。それが建物であり、人であったり。
T299

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ホタル通信 No.298

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.227 いたずら
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

ホタル通信を書くにあたって読み直してみると、リアリティ溢れ
る作品であると、あらためて感じました。

実話度の通り、約80%は事実です。小休止のために入ったカ
フェで彼女がコースターに何やら書き始めたのが発端です。
冬のホタルは嘘っぽい話ほど、本当のことが多いのも特徴で
す。想像の世界だけでは描ききれない、リアルな現実を描くこ
とをテーマにしています。
小説の前半はほぼ100%実話で、後半特にラスト付近は創作
になります。

彼女との出会いはコースターではなく、別のきっかけでした。
従って、彼女がコースターにイタズラ書きする姿を見て、アイ
ディアを思いつきました。
正直、ラスト付近は暗い話です。「あの日、ひとつの火が消え
なくて済んだ」は、皆さんが察している通りの内容です。また
この部分は創作であることに間違いはないのですが、彼女が
その影に怯えていたのも事実です。

タイトルは“イタズラ”で、内容もコミカルに展開してはいるもの
の、本当は少々、重い話に仕上げています。でも、決して悲し
い話ではなく、むしろ生きることに前向きなんです。
T298

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ホタル通信 No.297

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.224 落としたメモリー
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

同じUSBメモリーを持っていたことは事実ですが、それを
知ったのは、“拾ったから”ではありません。

知るきっかけは、彼女がUSBメモリーを見せてくれたから
です。なぜ、見せてくれたのかは、正直覚えていません。
たかが、同じUSBメモリーを持っていただけに過ぎないこ
とですが、掃いて捨てるほど種類がある中で、偶然を超え
た何かを感じずには居られませんでした。

この小説は、オチを最初から決めてから書き始めました。
USBメモリーから、“記憶”というメモリーを連想し、さらに、
記憶を“想い出”に置き換えました。
ラストの一行は「記憶媒体を落としたら大変」という意味と
「想い出を落としたら(失くしたら)大変」のふたつの意味を
持たせてあります。

小説では、USBメモリーの中身を見せてもらっていますが
実際は見ていませんし、何が入っていたか分かりません。
彼女は彼女で隠そうとする素振りはなく、僕は僕で知ろうと
もしていませんでした。よくよく考えなくても、個人の持ち物
ですからね。
T297

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ホタル通信 No.296

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.348 女友達
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

タイトルにもなっている“女友達”は実在の人物です。ただ、
何がきっかけで友達になったのかは覚えていません。

覚えていないというより、きっかけそのものがなかったよう
に記憶しています。気付いて見れば・・・そんな言葉が良く
似合います。
さて、その女友達との会話そのものは創作ですが、出てく
るエピソードはほぼ事実です。
女友達に何人か彼女を紹介してもらいましたが、全員ダメ
になりました。高校生でしたから、つきあうのも別れるのも
言葉は適切ではありませんが“軽い”ものでした。

当時、良く言えば“クール”だし、悪く言えば“無口”な自分
でした。女子も会話も苦手としていたのは、小説に書いて
ある通りです。
そんな中で、女友達だけは苦手意識がなく、会話もごく自
然でした。なぜ、そうなのか理由は分かりませんが、だか
らこそ、友達になれたのかもしれませんね。
実はこの女友達が紹介してくれた彼女の友達とも付き合う
ことになったことがあります。このエピソードはすでに発表
していますので、探してみて下さい。
一時期、俗に言う三角関係になっていました。現在であれ
ば、“ゲス”と言われそうですね。

ラストは創作です。特別「そうなって欲しかった」という希望
的観測やそれらしき事実があって書いたのではなく、単に
小説的な展開として書いています。
S296

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ホタル通信 No.295

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.360 ふたつの月 
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

少し話の辻褄が合わない部分はありますが、比較的お気に
入りの小説です。

この小説は“月”をテーマにして、早々に映画の話題にすり
変って行きます。ただ、すりかわったと言っても、“月”がテ
ーマであることには変わりはありません。
ただ、妖しく光る月→映画の話・・・という流れでストーリーを
考えたのではなく、実際はその逆でした。映画の印象が強く
残っていたところへ、妖しい月が目に入った・・・という流れが
小説を書くきっかけです。

ところで、小説に出てくる映画・・・何だか分かりますか?
多少、脚色しているので実際の映画と異なる部分もあります
が、ほぼそんな感じのワンシーンがあります。
随所にヒントがあるので、考えてみてください。SF好きなら簡
単に分かると思います。

さて、話を戻せば・・・彼女のアピールに気付かず、映画の話
をし出す彼。ついつい、彼の話に食い付いてしまった彼女。
小説の90%くらいは、本来はどうでもいい部分であり、ラスト
で劇的な結末を迎えるというパターンです。
冬のホタルでは定番の手法ですが、無理矢理感が多い小説
の中にあって、比較的、しっくりくる出来栄えです。

手前味噌ですが、5分程度のミニドラマとして映像化したら、
文字よりも映えるんじゃないかと思っています。起承転結が
ハッキリしているのと、展開を裏切る衝撃のラストが待ち構え
ていますので。
T295

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ホタル通信 No.294

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.378 あめちゃん
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

実話度はほぼ100%です。100%だからこそのテーマかもし
れません。

小説に出てくる“飴”のメーカーや商品名は覚えていません
が、メジャーではなかったことは覚えています。また、当時
同じものを買おうと、コンビニやスーパーをいくつか巡っても
売っていませんでした。
この小説は飴が表向きのテーマになっているものの、冒頭
とラストから分かるように“彼女を疑ってしまった”ことこそが
本当のテーマです。

「売ってたら買ってくる」なんて社交辞令だと思っていました。
自分も似たようなことを言うこともありますから。
でも、相当な日数が過ぎた後に買ってきてくれたので、結構
ビックリしたのを覚えています。だからこそ、小説になったと
思います。
結果的に、今までの中間報告が言い訳ではなかったことに
なるわけですから、それを疑っていたことに対する反省の念
もあり、これの方が飴そのものよりも色濃く、小説に反映され
ました。

なんてことない小説なんですが、実話をベースにする当ブロ
グの象徴的な小説のひとつかもしれません。
T294

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ホタル通信 No.293

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.222 微笑
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

自分で言うのも変ですが、大変懐かしい小説です。こんな
時代もあったのかと・・・ある歌の歌詞ではありませんが。

実話度はかなり高めです。本当は100%でも良かったので
すが、小説の冒頭が創作なので、少し控えめに設定しまし
た。三人で逢う予定・・・ではなく、最初から二人で逢う約束
をしていました。なぜ、わざわざ創作したのかは覚えていま
せん。

もしかしたら、この小説だけかもしれない特徴を持っていま
す。それは有名人の名前が直接的に書かれていることで
す。普段はある人・・・で片付けることが多く、それが誰であ
るかは、読み手に任せています。
ところが、この小説は一人どころか、多数の実名が出てき
ます。実話をベースにした小説ですから、当然と言えば当
然なのですが、逆に嘘っぽく見えてしまうところが不思議
です。

あえて言う必要もありませんが、彼女は実在の人物です。
でも、冬のホタルではこの小説にしか登場していません。
だからこそ、話は戻りますが「こんな時代もあったのか」
と想うわけです。
T293

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ホタル通信 No.292

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.311 右手の指輪
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

小説のようにかなり突っ込んだ話はありませんでしたが
相手の女性は実在の人物です。

指輪の位置に、男性が想像しているほど深い意味がな
いことを知ってはいたので、少し強引に、話を作ってしま
った感があります。
実際、小説の重要なポイントである「どの指から、どの指
に替わったのか」を書いていません・・・というより“書けな
かった”というのが正直な感想です。
本当は、友達と恋人を意味する指が明確に存在しておれ
ば良かったのですが・・・。

さて、この小説は比較的、気に入っています。よく読めば
辻褄が合わない部分がチラホラあるものの、何とか体裁
は整えています。
冒頭、実在する人物と書きましたが、この人は当ブログで
頻繁に登場する女性のひとりです。その女性の指輪がと
ても印象的だったので、このアイデアを思い付きました。
ただ、小説のような会話には進展せず、「聞くに聞けない」
状態でした。

彼女とは特別な関係ではありませんでした。別の見方を
すれば、彼女が僕に対して“牽制球”を投げていたのかも
しれませんね。その牽制球が、どちらの意味を持つのか、
真相は闇の中です。
T292

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ホタル通信 No.291

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.332 愛は悲しみより深い
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

小説のタイトルは、ある歌詞のワンフレーズを、一部“字”を
換えて採用しました。

実話度は高くありません。どちらかと言えば小説のタイトル
から話を作り上げたようなものです。
前半は全体が伏線のような作りで、後半になると一気に話
が展開して行きます。このような展開方法は自分の中では
定番のやり方で、ひどい時には99%が伏線で、最後の1行
で話しが展開して、そのまま終話することも、珍しくはありま
せん。

冒頭の“どん底の底を見上げる”という表現は私が考えたも
のではなく、テレビからの受け売りです。
ただ、その表現に似た体験をしたことがあったので、タイトル
と相まって、小説が誕生しました。実話度は低いですが、多
少、思い入れがある小説のひとつです。
内容については、読んで頂いた通りです、特に大きなヒネリ
は入れていません。

ですが小説のラストは、ややヒネリを入れています。
とは言うものの、タイトルと同じ意味合いのオチを持ってきて
いますので、そんなに“?”なオチではないと考えています。
ただ、最初からそれを狙っていたわけではなく、たまたま話の
展開上、そうなったように記憶しています。
T291

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