カテゴリー「(110)通信No.251~275」の24件の記事

ホタル通信 No.275

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.394 はやさの時代
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

ホタル通信を書くにあたって読み直していると、あることに
気付きました。

世相を反映した小説を書くことはあっても、それを皮肉った
りするようなものを作ることはありません。あえて避けてい
るわけでもなく、自然とそこに結論が向かないだけです。
ただ、この小説はちょっと世の中を皮肉った内容になってい
ますね。

その昔、ホームページを表示するまでに、しばらく時間を要
したり、動画なんてダウンロードしようものなら、たかが数メ
ガのファイルでも何十分も掛かったりしていました。ところが
今はその程度なら、ほぼ一瞬ですよね。
それに、ダウンロードどころか、リアルタイムで再生できたり
するわけですから、小説に書いたとおり、もはや“待つ”とい
うこともありません。

・・・だからなんでしょうか?
表示が遅いネットにイライラ、エレベータにイライラ・・・して
いる自分に気付きました。
行列ができるお店に並ぶのとはわけが違うんですよね・・・。
スムースに表示したり、来たりするものが“そうならないと”
と、イライラしてしまう。
でも、急いでみたところで得するわけでもなく、結果が変わ
るわけでもないんですよね。

確かに今でもすごいスピードで世の中は変わっています。
けど、街角の片隅に目を向けてみると、そこにゆっくりとした
時間が流れていることに気付きます。
T275

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ホタル通信 No.274

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.228 塩おにぎり
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

多少の脚色はあるものの、実際の出来事をほぼ忠実に
再現してみました。

もちろん、実話度100%のお約束で、作者は小説の牽引
役である男性なのか、優衣(ゆい)なのかは秘密です。
さて、実話度100%なので、読んで頂いた通りの内容で、
悪く言えば、小説ではなく単なる日常会話に過ぎません。
ですが、日常会話の中から“ピン!”と来るものがあった
からこそ小説風に仕立てています。

以前も書かせてもらいましたが、何がテーマでも話を作
れる反面、そこから感じるものがなければ決して作ろうと
は思いません。
例えば、「No.667 流されている!?」を発表しました。水
鳥がただ泳いでいる話に過ぎませんが、流れに乗りスイ
スイ泳ぐ者もいれば流れに逆らう者も居る。これを目にし
た時、「人間社会と似てる、自分は・・・あっち側だろうな」
と感じた時、それが小説を書くきっかけになります。

話を戻すと、小説上の二人が初対面であったなら“意気
投合”してるわけですよね。そんな人、案外居そうでいま
せん。
だからこそ、細くとも永く付き合えるのかもしれませんね。
表面的なものではなく、深層の部分で意気投合できるの
は、ちょっとマニアックな世界に通ずるものがあります。

今でも彼女とは良い関係です。でも、意外と思われるか
もしれませんが、二人はかなり浅い関係でそうそう逢うこ
ともないんですよ。
T274

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ホタル通信 No.273

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.215 予言なんてそんなもの
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

今更ですが、冬のホタルの作者は小説上の牽引役(ホタ
ル通信上の語り手)か、転勤した彼のどちらかになります。

当ブログは、登場人物が物語を進めて行きます。もちろん
ほぼ実在する人物であり、例外を除いて登場する人物の
どちらか片方は“作者”です。
小説のテーマから、登場人物の性別や学生、社会人など
の人物像を決めています。そのためには作者の性別や年
齢がどうしても邪魔になるために、今も正体不明のままで
通しています。

この小説ももしかしたら、牽引役の“私”は女性ではなくて
“男性”かもしれません。そうなると、転勤したのは“彼”で
はなく“彼女”なのかもしれませんね。また、相手の気持ち
や心の中を想像して書くこともあります。
つまり二人で体験したことを、自分の目線ではなく、あえて
相手の目線で書くんです。現実に起こった出来事なのに、
100%事実でもない・・・何とも不思議な小説が出来上がる
わけです。

もう最後ですが、ラストの「後でこじつけてみたら?彼と上
手くいったわけを」の意味は分かりますか?
もちろん、予言は“後からのこじつけ”であることを言いたい
のもありますが、“彼と上手く行ったらいいな”と、自分の願
望を友人の口を借りて声にしているんですよ。
T273

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ホタル通信 No.272

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.306 背筋がピン!と 
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

あえて順番を付けるとすれば、登場する女性は当ブログ
で、登場回数が上位に位置する人です。

また、背景になっている場所は、大阪ではなく札幌です。
話は大きく反れますが、作者の正体・・・つまり、年齢や
性別等を知っており、かつブログの存在も知っている人
はこの世に一人しかいません。それが、小説に登場して
くれた女性です。

実話度はさほど高くはありませんが、実際に彼女は私の
前を歩くことが多かった・・・お互いそんな通勤習慣でした。
だからこそ、彼女の背中を必然的に見る・・・少し艶っぽく
言えば“背中を追っていた”のかもしれませんね。
話を少し戻すと、その彼女はこのブログの存在を知って
いるわけですから、ホタル通信でほぼ本音が語られてい
るのを見て驚いていると思います。

この話、朝のワンシーンを切り取っただけではなく、もう
ひとつ別の話を混ぜています。
それは「失恋したから・・・かな」と、唐突に展開して行く
あたりからです。
ただし、本当の意味での失恋ではなく、いわゆる憧れの
存在のような人を亡くされた話を聞いたことがあったので
これを置き換えています。

なぜ、置き換えたのか、明確な理由は覚えていません。
自然とそうなったような、そんな気がしています。
T272

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ホタル通信 No.271

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.303 絡まる
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

前回のホタル通信にも書きましたが、無理矢理恋愛話に結び
付ける類の小説です。

何度かホタル通信では紹介していますが、話のラスト・・つま
り、“オチ”を考えた上でストーリーを組み立てることはほとん
どありません。これは今も昔も変わりません。
ただ、方向として“恋愛系”に持って行こうとは考えていました。
ですが、恋愛話が好きだったからではありません。正直に言
えば当時の心境がそうさせました。楽しいことよりも苦しいこと
の方が多く、それが“冬のホタル”のベースになっていますし、
今も小説を書き続けることができる原動力にもなっています。

さて、実話度は低めです。無理矢理・・・というくらいですから、
“いつの間にかコードが絡んでいる”ことがある事実だけを頼
りにストーリーを展開させています。
基本的にはどんなネタでも話は作れます。ですが、見聞きし
たものを手当たり次第、小説にすることはありません。つまり
あえてネタを探す行為はしていません。

あくまでも見聞きしたもの、経験したことの中で心に“ピン!”
と来たものしか、小説化していません。
たかが“絡まる”ですが、知らず知らずのうちに、絡まり合い、
解くことに苦労する・・・どこか人間関係に置き換えて居たん
でしょうね。
今でも、自然にできた結び目を見つけると、この小説を思い
出します。あなたの結びは如何でしょうか?決して解けない
ように。
T271

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ホタル通信 No.270

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.207 長靴の想い出
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

実話度は、散りばめられている小さな事実を寄せ集めて
何とか20%程度です。

冒頭、実話度に触れた通り、何か大きな事実があったわ
けでもなく、いくつかの事実を混ぜ合わせたような小説に
なっています。
小説に登場する景子(けいこ)は、実在する人物をモデル
にしていますが、雨の想い出は彼女のものではありませ
ん。つまり、このようなことが“混ぜ合わせた”小説と記載
した所以です。

今は少なくなりましたが、当時は無理矢理にでも恋愛系
の話に仕立てていました。それなりの背景があったから
なのですが、この小説もそれが色濃く出ています。
手前味噌ですが、それらしくラストを迎えることができて
いるので、まぁ、悪くはない出来栄えです。
結果的に、景子は僕に好意を寄せていてくれたと言うこ
とになるんでしょうか・・・。

“新しい長靴を履きたいがために雨を心待ちにしていた”
ことと同じ意味で、雨宿りを位置づけています。
でも、最初からこれを狙って、そう展開させたわけでは
なく、いつもの通り、二人の会話は成り行きに任せてい
ます。
創作物なのに、成り行きに任せるのは、おかしな表現だ
と思われるかもしれませんが、「冬のホタル」の結末は、
展開次第なんです。
その展開は作者ではなく、登場人物たちが決めることな
んですよ。
T270

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ホタル通信 No.269

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.322 英国屋
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

とあるカフェ・・・説明する必要もなく英国屋です。正しくは
“英國屋”ですね。

舞台となっているのは、大阪市内のとある英国屋です。
もちろん、今も存在しています。そこで何があったのかは
小説に書いてある通りで、衝撃的なことを色々と聞かされ
ました。
今の時代、離婚のひとつやふたつ、大した出来事ではな
いのかもしれませんが、微塵もそんなことを感じることが
できなかったので、かなり驚いたのを覚えています。

でも、そんなことがあったにもかかわらず、その場所の存
在を完全に忘れていました。ですから、その英国屋を目に
した時もかなり驚きました。
この小説はそんな瞬間を描いたものです。想い出の中の
“彼女”は、冬のホタルの主人公とも言えるあの彼女です。

相手の過去を知ることはある意味、秘密を共有したようで
もあり、ふたりの距離がグッと縮まった気がしていました。
でも、小説の通り、それは逆効果でした。
お互いの想いが大きくなればなるほど、距離は縮むどころ
か、離れて行きました。ふたりとも、そこから先には進めな
い立場にあったからです。

今では良い想い出・・・と、清々しく言える立場ではありませ
んが、苦しくも儚い時間を共有できたことに感謝しています。
今の自分が、かくもこうして小説を書いているのも、彼女の
存在があったからです。
T269

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ホタル通信 No.268

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.368 夢の中
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

夢の中の出来事を描いた小説で、冬のホタルでは比較的
珍しいジャンルの話です。

特に夢の中の話が嫌いなわけではありませんが、これを
題材にすると“何でもあり”になってしまうので、意識的に
控えるようにしています。
今回の夢は、目が覚めても鮮明に覚えていたことに加え
て、小説のネタとして笑える要素が含まれていたことから
採用することにしました。

小説に登場する二人で夢の話について会話した事実は
ないのですが、夢のことやそれにまつわる話は、ほぼ事
実です。
夢をきっかけに好きになる・・・さすがに「友人、知人」で
ということはほとんどないのですが、芸能人なら良くあり
ます。急にファンになってしまうことは。

さて、今回の話は夢そのものにオチが付いているような
ものでしたから、サクサクと書き進めることができました。
言うなれば赤の他人の夢を見ているようなものですから
それならば、その通りに描いてしまおうと思いました。
もちろん、普通に書くのではなく、“抱き合っている二人と
も赤の他人である”と言う事実は隠したままの上でです。

事実ベ-スとは言え、冬のホタルらしくない、商業的な作
りの小説です。ですが、年も明けて最初に読み直して頂
ける小説としては、クスっと笑えるのではと思っています。
T268

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ホタル通信 No.267

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.387 ラーテスカ
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

高校生の時、クラスメートのひとりから何気に聞かれま
した「“ラーテスカ”ってなに?」と。

もちろん、聞かれた瞬間は何のことだかさっぱり分かり
ませんでしたが、話を聞けばすぐに分かりました。
屋台を始めて見た子供がそれを言うのなら分かるので
すが、高校生ですからね・・・。
今までずっと、疑問に思っていたのかもしれませんが、
とにかく大爆笑したのを覚えています。

カステーラと言っても、“あの”カステラではありません。
ひとつひとつがたこ焼きサイズで、生地はホットケーキ
ぽいやつです。ちまたで、ベビーカステラと呼んでいる
ものがそうだと思います。
確かに、見た目はカステラではないので、それこそ外人
さんなら「Oh!カステ~ラ~!」なんて言いそうですね。
それに、祭りの屋台ですから、新種の食べ物が登場し
ても不思議ではありませんから。

オチは“超超”強引だと思っています。何の伏線もなく、
唐突に告白していますからね。
ただ、それを少しでも緩和するために「理解力と行動力
に、脱帽した」を最後に持って来ています。
日常生活には伏線なんてものはありませんから、会話
の中で流れを理解し、行動に移す・・・これがラストシー
ンになっています。
S267

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ホタル通信 No.266

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.397 宇宙の始まり
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

実話度はほぼ0%です。ふとわいた疑問を小説風な展開
にしてみました。

とは言え、唐突にわいて来た疑問ではありません。多少、
そっち系に興味があったので、日頃から疑問に思ってい
ました。
小難しい話はさておき、誰もが一度は考えたことがあるで
あろう「宇宙の果て」「宇宙の始まり」を会話の中で展開さ
せています。その流れの中で、“何かに属する”という会話
がオチに対する伏線の役割を果たしています。
ですが、オチが決まった上で、あえて伏線を用意したので
はありません。

つまり、いつもの通り、会話の流れに沿うようなオチを付け
ただけに過ぎません。ですから、先を見て物語を書き進め
ることはありません。
従って、時にはオチが出てこなくて、相当悩むことも少なく
はありません。そんな時は“思わせぶり”なオチで、逃げて
います(笑)

ところで、今回のオチは分かりますでしょうか?
この小説は、就職活動に勤しむ二人の女性・・・詳細な人
物設定はしていませんが、まぁ、大学生とでも考えて頂け
れば結構です。
なかなか属せない(=就職活動がうまく行かない)ことを少
しコメディタッチで描いたものです。
T266

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