カテゴリー「(109)通信No.226~250」の25件の記事

ホタル通信 No.250

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.350  どしゃぶりの雨の中で
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

改めて読み直してみると、「こんなのも書いてたんだな」と
つくづく思いました。

実話度は比較的高めで、雨にまつわることはほぼ事実な
んですよ。実際、傘を買うのを躊躇した結果、どしゃぶりの
雨の中を滑走することになりました。
話は少しズレますが、全力で自転車を走らせるので“疾走”
の方が適切なのかもしれませんが、ここではあえて滑走と
いう表現にしています。半端ない大雨で道路が軽く冠水した
ような状態であったため、水上を滑るように走るイメージから
この言葉を選びました。

そのどしゃぶりの雨に、無理矢理感は否めませんが、恋愛
を引っ掛けてみました。無理矢理・・・というくらいですから、
これに関しては創作です。
ただ、ドラマや映画では見掛けなくもないシーンだと思って
います。雨と失恋・・・絵になりますよね?
失恋という心の痛手を、雨に打たれる自分で表現しているよ
うに思えます。でもそこには悲しみだけではなく、それを乗り
越えようとする決意も含まれているような気がします。

ラストの1行は最初から考えていたわけではありません。
記憶は曖昧ですが、“雨と一緒に苦しみも流れてしまえ”と
いうセリフがあったからこそ、そこから自然にラストが決まり
ました。
T250

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ホタル通信 No.249

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.320 靴の中から
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性

久々に実話度100%の小説の紹介です。小説の冒頭にも
書いた通り、嘘のようで本当の話なんですよ。

二人の関係が、彼女の彼氏にバレているかも・・・そこから
始まります。
頻繁にメールをしていたわけでもなく、ましてや電話で話し
たことは数える程度しかありません。それでも、なんとなく
感付かれていたようです。
まぁ、こんな場合を想定していたからこそ、僕のニックネー
ムは“ホタル”でした。男性とも女性とも言い難く、それこそ
源氏名でも通ります。
実際、彼女もそんな関係の仕事をしていたので、それ自体
は不自然なものではありませんでした。

靴の中からメモ書きが・・・は本当なんですよ。
連絡の手段がケータイ全盛だからこその盲点でしょうね。
でも、今考えると、こっちのほうがバレるリスクが高いのか
もしれません。
とにかく、靴の中から出てきた時は、ビックリしたものの、
彼女らしい行動に大笑いしたものです。

実話度100%な小説だけに、読み返してみるととても懐か
しく思います。大袈裟ですが、僕の人生に大きな影響を与
えてくれた彼女ですから。
T249

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ホタル通信 No.248

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.203  夕焼けの秘密
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

簡単に言えば「なぜ夕焼け空は赤いのか?」を、かなり遠ま
わしに小説にしたものです。

小説にも書いた通り、“夕焼け空”という、聞きなれた言葉を
印象付けるために、前半はソーラー発電ウンヌン・・・とあえ
て小難しく展開させています。
従って実話度が物語っている通り、そのあたりはほぼ創作
です。

ただ、全く無関係ではなく、たまたまソーラー発電に関する
記事を読んでいた時に、天候による発電量の違いから端を
発して、そのうち夕焼け空へと繋がって行きました。
「夕焼け空はなぜ赤いのか?」メルヘンの世界だけで片付
けても良いのでしょうが、科学的な真実を知るのも興味深
いものがありますよ。

全体としてはダラダラした作りになっており、何を伝えたい
のかハッキリしない内容です。
さらにラストは夕焼けではなく、空の青さ、さらにはブルー
な気持ちです。これ、答えがありません・・・つまり、思わせ
ぶりなことを書いたにもかかわらず、想定した答えや展開
を用意していません。
だからこそ、読み手の方々で色々広げて欲しいのです。
それこそ、どこまでも広がる青い空のように。
T248

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ホタル通信 No.247

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.391 知らない車
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

この小説は後半からラストに向かって実話度がどんどん高
くなって行く構成です。

ある時、フッと以前住んでいたアパートがどうなっているのか
気になり、グーグルマップで調べたことがことの始まりです。
ですから、小説のように話題のスイーツ店を探す行為から発
展したものではありません。

ストリートビュー機能を使って、かつての自宅前を見てみると
知らない車が停まっていた・・・これが発端です。
たかが・・・と思われるかもしれませんが、自分でも驚くほどに
切なさを感じました。
話が飛躍し過ぎているかもしれませんが、元カレにバッタリ会
って、その傍らに彼女が居た・・・ような感覚です。

借家とは言え、想い出が詰まるその場所に、表現は不適切で
すが、土足で入られたような気もしなくはありません。
ただ、小説にも書いた通り、そこにリアルな生活感を見たから
だと思います。
“想い出は美しいもの”と決め付け、きっと今でもあの時のまま
だろう・・・なんて考えていました。

ラストの二行は事実であり、実際にその場所に足を運んでみま
した・・・昔、そこに置き忘れた忘れ物をとりに。
T247

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ホタル通信 No.246

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.399 幼い恋
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

この小説は、悪く言えばエピソードを寄せ集めてきた構成に
なっています。

コミュニティサイトでの出会い、大きなカバン、薄化粧、かえる
のご隠居、バナナ入れ・・・これらがそのエピソードになります。
記憶は曖昧ですが、別に“集大成版”を作成しようとは思って
いませんでした。
タイトルからも分かるように、主軸はあくまでも“幼い恋”であり
それを強調させるための演出として、それっぽいエピソードを
集めてきました。

前述した5つのエピソードのうち、4つは小説化しているのです
が、1つだけハッキリとした形では小説化をしていません。
いずれのエピソードも比較的、明るい内容で、だからこそエピ
ソードとして採用したのかもしれません。
それにエピソードとしてはかなり初期のものが多く、冬のホタ
ルを立ち上げた当初の想いが再現されています。

小説上の僕(男性)と彼女・・・。
まるで、ままごと遊びのような付き合い方でした。彼女は現実
逃避することで、崩壊という魔の手から自分自身を守っていた
ように思えてなりません。
今となっては良い思いです。そんな彼女から、たくさんのことを
学び、そして僕の生き方を変えてくれました。
T246

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ホタル通信 No.245

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.317 胸が見えた!? 
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

タイトルにもなっている「胸が見えた!?」はエピソードとして
も、それを彼女に伝えたことも事実です。

高校生の時つきあっていた彼女と、とある公園へ行き、よくそ
こで話し込んでいました。暗くなるのも忘れて。
その時、ベンチらしきものに並んで座るため、どうしても彼女
を横から見る格好になってしまいます。
夏場になると薄着になることもあって、ある日、小説のように
ブラウスに隙間があり、下着がチラチラ見えていました。もし
かしたら誘惑されていたかもしれませんね。

「普通、言わないんじゃない?」という元カノのセリフは文字か
ら受ける印象ほど、冷たくもなく、怒った様子もありませんでし
た。多少の驚きと照れがあったように記憶しています。
冬のホタルでは珍しい、そっち系の話ですが、これも青春の1
ページだと思って読んで頂ければ幸いです。

いつも通り、事実をもとに淡々と書き上げ、ラストの展開にも
困った記憶はありません。
手前味噌にはなりますが、ラストを決めずに書き進め、それ
なりのラストを迎えられるのは不思議と言えば不思議です。
事実と創作を織り交ぜることで、ラストには「こうあって欲しい、
こうなって欲しい」という願望を書くことが多いのではと思って
います。

今回は、そっち系ながら、少し「クスッ」と笑っていただけるラ
ストで締め括りました。
T317

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ホタル通信 No.244

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.304 言えない一言
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

今年の4月14日に、「No.600 ふたりの行方」を発表しました。
ごく簡潔に言えば、過去の出来事を振り返っている話です。

実はその「ふたりの行方」で振り返っている過去の出来事が
No.304になります。ただ、内容は全く同じもではなく、やや切
り口を変えています。
No.600で振り返った過去は、部屋を借りる、借りないの葛藤
をサラリと描いたものに対して、No.304は泥臭く、お金を絡ま
せて、その葛藤を描いています。
セリフのひとつひとつに目を向けると、創作の部分も少なくな
いのですが、全体的な雰囲気や流れはほぼ事実です。

わけありな彼女との出逢いが、良くも悪くも僕の生活を一変
させたのは間違いありません。
ホタル通信でも何度か書いていますが、ブログを始めた切欠
も、そして今でもこうして続けているのは、その彼女が影響し
ているからです。

「一緒に暮らそう」と言うセリフが何度も口から出そうになりま
したが結局、伝えることができませんでした。間もなくして、突
然彼女と音信普通になってしまうからです。
それが最近発表した「No.608 消えてしまいたい」なんですよ。
T244

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ホタル通信 No.243

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.299 スクラッチ&ビルド
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

小説の主軸と言ってもいい“会社の女子寮”ですが、これに
ついては事実ではありません。

ただ、これを正確に書いてしまうと作者の自分像が特定され
てしまうために、あえて伏せさせて頂きますね。
男子寮かもしれませんし、社宅かもしれませんし、はたまた
大学の女子寮かもしれません。

いずれにせよ、その建物が取り壊されることになり、そのこ
とに軽く一喜一憂しているさまを描いたものです。
ふと、気付いたのですが、冬のホタルでは“建物”に関する
話も少なくありません。
特に、“あったはずの建物がなくなった”から、展開する話が
代表的な例です。

ラストの部分は、小説ほど大袈裟ではありませんが、建物
がなくなってみて、初めて隣に公園があったことに気付きま
した。
実は、建物がなくなったことより、公園を見つけたことの方が
印象的であり、これが小説を書くきっかけになりました。
S243

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ホタル通信 No.242

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.388 想い出の道 
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

冬のホタルでは、それぞれの小説が複雑に絡み合っている
ことが少なくありません。この話もそのひとつです。

この小説で言う想い出の道とは「No.302 早すぎたメール」に
登場した道です。そして、No.302を始まりとして様々な話へリ
ンクして行きます。
暗に別れを切り出されたメールの話、それから数ヵ月後に再
びメールが届く話・・・などへと展開して行きます。
そもそも初期の冬のホタルを支えてくれていた人物ですから
遠まわしにその人物を描いた話が必然的に多くありました。

話を戻すと、想い出の道に良い想い出はありません。むしろ
苦い想い出です。一瞬の判断の誤りから二人の関係がギク
シャクし始めた道ですから・・・。
ただ、ある日、偶然その道を通ることになった時、その苦さも
随分和らいでいました。あの時はあの時で、精一杯だった自
分を思い出すと、今となっては笑ってしまうほどです。

あらためて、関連する話を読み直していると、ついあの頃を想
い出してしまい、今回はかなり書き終わるまでに時間が掛かっ
たホタル通信になりました。
T242

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ホタル通信 No.241

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.376 御札の効果
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

この話は、とある小説と少なからずリンクしています。その
小説の後日談的な立ち位置です。

その小説は「No.112 願い事~鈴虫寺から~」であり、真相
は「ホタル通信 No.014」で書いたとおりです。
早い話、鈴虫寺に行った本当の目的を、No.376で描いてい
ます。
ただ、自分でもビックリするほど、かなり後にこの話を書いて
います。その理由はあるような、ないような・・・。

後日談的ではありますが、実話度は低めです。全体的には
創作で、所々のニュアンスが実話です。
“悪いことが続いた”のは事実であり、厄年と相まったから
こそ、御札を買おうとなったわけです。
別に御札の効果を本気で信じていたわけではありませんが
そうでもしないと心穏やかではいられませんでした。

さて、その御札は今でも名刺入れに忍ばせています。
苦しかったこと、辛かったこと・・・一番身近で感じとってくれ
たでしょうから。
T241

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