カテゴリー「(103)通信No.076~100」の24件の記事

ホタル通信 No.100

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

特別編(前半)

2010年01月からスタートしたホタル通信もついに「No.100」を
迎えました。
そこでひとつの区切りとして、「No.100」と「No.101」の2回に亘
り、普段とは違った嗜好でホタル通信をお届けしますwink

ブログを始めた頃は、いわゆる“小説のネタばらし”をする予定
ではありませんでした。だからこそ、実話や実話をヒントにした
スタイルが定着して行きました。
100%の実話を書いたとしても、それは“書き手のみぞ知る”と
言った具合です、でも、ちょっと待てよ・・・と。
これだと嘘のような本当の話であっても、読み手には何も伝わ
りません。そのため、読み手に「実話なの?」という一種のリア
リティを提供する目的で、小説の裏側と共に実話度を紹介する
ようにしました。

ブログを立ち上げた理由はいくつかあるのですが、そのひとつ
に、“ある人の存在”が大きく影響しています。
今でもその人の影響を色濃く受けており、その際たる小説が
“せいじゅうろうシリーズ”なんです。
この小説、自己満足も甚だしい、極めて意味不明な小説なの
ですが、一番ドラマティックに誕生したんですよ。
No.07 せいじゅうろう」で初登場し、それ以降定期的に登場
させています。

No.07は数字が表す通り、初期の作品で、何ともお恥ずかしい
限りの出来栄えですcoldsweats01
それはさておき、小説後半の中盤「何だよそれ・・・」以降は現
時点から2年後の話になっています・・・ですが、2年前にこのよ
うな出来事があり、それを思い出して書いたのではありません。
2年後の未来を描いています。

では、どうして未来を描いたのかsign02
詳しくは「No.101」でお話させて頂きますが、二言三言で表現す
れば、次のような感じでしょうか・・・。
『ひとつの恋が終わり、それを振り返るように小説を書いた。そし
て数年後、それを懐かしく思える瞬間があるだろう』
・・・になる予定だったのですが、ここから先がドラマティックに誕
生したと紹介させて頂いた理由になります。
ちなみに写真がうわさの“せいじゅうろうなんですよ。
(No.101へ続く)

No100

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ホタル通信 No.099

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.133 怪物の涙
実話度:
★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

実話度は低めですが、この話には実在のモデルが存在します。
そのモデルのエピソードを大きく作り変えました

ある辛いことがあり、それをグッsweat01と我慢していた。
その辛い胸の内を話したことで、今まで我慢してきたからこそ
の溢れる涙を抑えることが出来なかった・・・そんなシーンを切
り取っています。
前半冒頭はドラマでも良く使われているようなシーンだと思い
ますが、ラストを印象付けるためにイメージしやすいものを選び
ました。
ラストを印象付けるために、冒頭のシーンを・・・となると、言わ
ずともラストが最初に決まり、それを肉付けするかのように話を
さかのぼりながら作りましたup

ところで、タイトルである怪物の涙・・・。
なぜ、そのようなタイトルになったのかは小説を読んで頂けれ
ば分かって頂けると思います。
でも、泣けない女、泣かない女を単純に怪物呼ばわりしている
わけではありません。そのあたりも感じ取って頂ければ幸いで
confident

最後に話を作り変える前のエピソードなんですが、涙を誘うきっ
かけになったのは1通のメールでした。ややプライベート寄りの
仕事上のメール・・・と言えば良いのでしょうか。
従って、涙のシーンを実際には見てはおらず、メールの返信か
ら伝わる感情を小説にしています。

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ホタル通信 No.098

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.44 窓辺から
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性

初期の作品に見られがちな“ムーディな話”ではありますが、こ
れまた完成度が低く、分かりにくさ満載ですcoldsweats01

実話度0%なので、とりたてて主軸となる事実はありませんが、
“カフェでひとり、何かを想っている人”と“その周囲”を描写した
ような話です。
ただ、こんな話を書く時は、決まって何らかの悩みを持っている
時であり、そのアウトプットとして小説が誕生します。
小説の中に“大勢の中の一人”という言葉が、2度登場します。
これは対比させた表現として使っています、大勢とひとりと言う
意味で捉えてください。
その他に、夏の陽気に対する心の中、人の雑踏に対する店内
の軽やかさも、対比表現させた部分です。

様々な表現を使い“光と影”を演出したのは、当時、抱えていた
悩みごとのせいです。
悩みごとについては明言を避けますが、自分の悩みではなく、
他人の悩みを一緒に悩んでしまう・・・こんなパターンでした。
で、“どうすれば良いのだろうか?”と悩む姿が、この小説その
ものですtyphoon
何となくムーディな言葉を使い、ちょっとお洒落な雰囲気を漂わ
せて・・・一言で言えばアンニュイな状況を描いてみました。

最後に補足します。
前半の終了間際のセリフ「季節に関係ないじゃん!」「そうなん
だけど・・・」は回想シーンになります。
超短編だけに、あえてその辺りの描写を避けたのですが、恐ら
く読んでくださる方には伝わっていないと思います。
今でもそのスタイルは変えていませんが、改善の意味を込めて
appli02マークを付けるようにしました。
No098

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ホタル通信 No.097

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.186 花火
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

細かい描写を除けば、ほぼ100%実話と言えるのですが、肝心
のラストをお茶を濁したようにしたため、80%としました。
語り手は小説の牽引役である男性ですが、作者は出張した男
性あるいは出張先の職場の女性・・・そのどちらかになります。

さて、現実の展開は、ほぼ小説通りです。
滞在期間は1週間程度でしたが、驚くほどのスピードで仲良く
なって行きました。
ただ、そうは言っても、そこにはアダルトな要素はありません。
お互い若かったこともあり、色々なことを意識する必要が逆に
なかったかもしれませんねwink

実は海に行く前に飲み会があって・・・だからこそ“どこかの海”
という表現になっています。
今、思えばそれこそ青春ドラマか昭和のトレンディドラマにも使
えそうなワンシーンでした。夜night海、花火・・・今でも鮮明に覚え
ています。

ラストを含め、気になるふたりの関係について話を進めます。
“仲が良い”から先に発展することはなく、楽しかった想い出と
して、静かに夏は終りました。もちろん、それ以上の関係を望ん
でいなかったこともあります。
・・・ところが1年後、思わぬ所で再会する機会が生まれました。
今度は彼女virgoが仕事で出張して来ることになったのです。

でも、私たちが出逢うことはありませんでした。逢うことが叶わ
なかったのではなく、理由を付けてあえて逢わなかったのです。
理由については色々と想像してみてください。
また、お茶を濁したような終り方になってしまいましたけど(笑)

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ホタル通信 No.095

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.97 涙は心の汗
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

ホタル通信を書く際には、一度読み返しているのですが、自分
で作っておきながら「sign02」の部分があるのはご愛嬌ということで。

この小説も時間的な補足が必要な構成です。
前半、中盤に差し掛かる前の、“頑張るきっかけがあった”から
以降は過去の話になり、過去の話のまま終了します。
つまり、ドラマでいう回想シーンに入って、回想シーンのまま終
ります。

いわゆる“名言”を用いたせいか、ちょっと狙い過ぎた部分が多
くあり、特に後半は意味不明状態に突入しています。
このころは、ただただ勢いだけで書いているので、何ともお恥ず
かしい出来栄えですが、逆に勢いがあるときこそ現実にそれが
起こっており、伝えたい何かがある・・・とも言えます。

小説では、失恋heart03の痛手・・・となっていますが、現実は失恋で
はなく、それに似たような出来事が起こっています。
それを忘れるために、がむしゃらに・・・というところはほぼ事実
ですが、後半になればなるほど創作になり、加えて意味が分か
りにくい部分が散見されるようになります。
小説を発表した当時は、会話を区別するために文字に色を付け
るという手法を採用していませんでしたので、自分のセリフなの
か相手のセリフなのか分かりにくく、ご迷惑をお掛けしました。

完成度の低さの話ばかりでしたが、最後に内容について触れさ
せて頂きますconfident
汗は心の涙・・・もちろん、涙は心の汗をもじった言葉です。でも
当時は本当にそんな感じでした。ただがむしゃらに汗をかく・・・
体を動かすことによる、本当の汗であったり、実は涙の代わりで
あったり・・・。
皆さんの周りにもいらっしゃいませんか?がむしゃらに頑張って
いる人。もしかしたら、悲しみの裏返しなのかもしれません。

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ホタル通信 No.094

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.43 モノクロ-ム
実話度:☆☆☆☆☆(0%)
語り手:男性

この小説を一言で表せば、ムーディな作品です。比較的初期
の作品でもあり、明らかに何かを狙った構成になっています。

実話度はゼロ、それに創作のきっかけとなる、キーワード的な
存在も覚えていませんcoldsweats01
ただ、前述した通り、やや寂しさも漂うムーディな雰囲気から、
当時の心境を映し出したのではないか?と思っています。

さて、小説の内容に触れて行きますね。

まず、前半の「雲のない・・・」から「濃い青一色なのだろうか」
のくだりはどう感じましたかsign02
このホタル通信を書くために、改めて読み直してみると「薄い
青一色」「濃い青一色」のそれぞれの“青”が、“黒”の間違い
であることに気付いた・・・けど、もう一度、深く読み直してみれ
ば、やはり“青”が正解だと分かりました。
ファーストコンタクトでは黒一色だった絵が、タイトルを見たこと
で頭の中で“青に変換された”というシーンです。

自分でも言うのも変ですが、恐らく何らかの理由で「不思議な
モノクロの絵」というネタを生み出したと感じています。
従ってラストは、私と女性の会話を、ただ重ねて行った結果に
過ぎません。
いつもそうなんですが、ラストを考えてから書き始めることがほ
とんどなく、登場人物に展開は任せています。

最後に・・・。
絵画ではないのですが、写真を加工してモノクローム化してみ
ました。何となく雰囲気scissorsを味わってみてください。
No094
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ホタル通信 No.093

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.141 男女の友情 
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

タイトルである“男女の友情”が表す通り、話の主軸はそこに
あるのですが、本来書きたかった内容ではありません。

男女の関係は、単純なものから複雑なものまで、それこそ人
の数だけ存在するのかもしれません。
それでも、大きく括れば、いくつかに分類されるのでしょうが、
どこにも属さない微妙な関係も少なくはありません。
この話で書きたかったことは、実はそのどこにも属さない微妙
な関係typhoonでした。

では・・・書けば良かったわけですが、どこにも属さない関係な
だけに、超短編ではどうしても書くことができませんでした。
その代用として、この話を仕立てましたが、この話自体はそれ
ほど創作でもなく、多少の事実penに基づいています。

男女の友情notes
テーマとしては、散々語りつくされていると思います。それに身
近にもそんな関係の人が居ることも少なくありません。
でも、友情の位置付けは男性、女性という立場では全くことなっ
ており、女性から見えば成立しても男性からは見れば成立しな
い・・・と、小説では書かせて頂きました。
小説上の私(女性)はそれを知ったうえで「彼の勇気」を試して
います。考えようによっては、チョット艶(なまめ)かしいシーンで
すよね。現実の私はそんなことできませんが(笑)
No093
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ホタル通信 No.092

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.177 時の引換券 
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

登場人物は、話の牽引役である女性がひとりだけなのですが
ラジオのパーソナリティも、登場人物のひとりとして存在させて
います。

小説では「ラジオを付けた瞬間には何の話か分かっていない」
状態ですが、実際は最初から“夜行列車にまつわる思い出”と
いうお題を聞いていました。
雰囲気的に単語の羅列が“連想ゲームgame”っぽく聞こえたため
やや謎解き風の出だしに仕上げました。

話の構成としては前半がラジオ、後半が列車にまつわる想い
出という構成です。また実話度が示す通り、どちらもほぼ実話
です。
小説を書くきっかけは、ラジオで“あかつき”という名前を聞き、
当時のことを想い出した・・・という順番です。当時の想い出話
をしたいがために、ラジオをくっつけた訳ではありません。
従って、ラジオで“あかつき”という名を耳にしなければ、恐らく
小説を書くことはなかったでしょうdown

『  』の部分は、ラジオのパーソナリティのセリフです。
多少、ラストに向けて脚色はしていますが、話の流れとしては
このような展開でした。
小説の通り、現在ではカシオペアや北斗星に代表される寝台
特急は、それこそセレブな雰囲気さえ漂う列車で、豪華という
より、“大人な余裕”を感じさせます。
ただ、子供の頃はそれを楽しむことができず、長時間の列車の
旅はちょっとしんどいものがありましたね。

最後に、長崎は祖父母が住んでいたこともあり、今でもとても
好きな場所bullettrainです。
随分と足は遠のいてしまいましたが、蝉の鳴く頃、祖父母に
逢いに行きたい・・・そんな想いで、今、ホタル通信を書いてい
ます。
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ホタル通信 No.091

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.197 スケジュール帳 
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

交わされる会話については事実ではありませんが、話の主軸
となるスケジュール帳にまつわる部分はほぼ事実です。

スケジュール帳は99%仕事用なのですが、残る1%が小説に
書いた“青い文字”のプライベートsecretな部分です。
それでも当初は書いていなかったのですが、備忘録的に一度
書いた時、「この日に逢ってたんだ・・・」と、振り返ることができ
ました。そうそう逢える人ではなかったので、それがいつの間
にか、“記念日の記録”のようになって行きました。

今でも過去のスケジュール帳はリファイルして保存する習慣が
あります。ただ意外かもしれませんが、彼との想い出を残すた
めではなく、単純に自分の“軌跡”として残しています。
ですから、その習慣にたまたま、私的なスケジュールが書いて
あり、それを懐かしんだ話です。

内容ですが、後半に掛けてちょっとしたクイズ形式で話が展開
して行きますnotes
手前味噌ですが、全くのノーアイデアで展開させた割にはそこ
そこのオチが付きました。ところでこの話、実は他の小説とリン
クしています。キーワードはズバリ“京橋”bullettrainです。

No.058 揺れるミニスカート」「No.108 約束の時間」の舞台が
その駅であり、スケジュール帳に書かれているのも、この駅で
す。もちろん、それぞれの話の登場人物、設定はバラバラです
が、全て関連があります。
このふたつの話は、ホタル通信でも紹介していますので、是非
ご覧になってください。
 ホタル通信→「ホタル通信 No.052」「ホタル通信 No.069
No091

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ホタル通信 No.090

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.189 小さな勇気 
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

この話を読んで、どのような印象をお持ちでしょうか?全体的な
雰囲気をよそに、意外とアダルトheart02な話なんですよ。

・・・では、“あえて”小説上の私(男性)に、下心があると思いな
がら読んでみてください。

全体の3分の2はほぼ事実です。冒頭から後半の「それから更
に1年が過ぎた」までが、それにあたります。
小説に出てくる同郷の女子社員はいくつか他の小説にも登場し
ていますが、実はこの話がきっかけになります。つまり、メール
アドレスをお互い知ることで、ふたりの関係が始まりました。

飲み会の席にはもうひとり存在し、自分を含めて三人での飲み
beershineでした。
飲み会は、忙しかった仕事が一段落して、それに対する「お疲
れ様会」だったのですが、彼女を誘うことで、以前、同じ職場で
働いていた三人が揃うことになるため、声を掛けてみました。
もちろん、声を掛けた理由に嘘はありませんが、それだけでは
なかったことも、嘘ではありません。

話の展開にもう少し触れておきます。
小説の通り、彼女からはメールではなく、電話で連絡が入った
こと。そして、次の日にメールが届きます。
さらに、メールが届くその朝に・・・・「No.64 きのこの山」のイベ
ントが発生しました。時系列で考えると、「No.189」が全ての始
まりだったわけですが、小説の掲載の順番としてはかなり後に
なりました。

彼女にメールアドレスを教えると、彼女のメールアドレスを知る
ことができる・・・ear
結局、彼女の方から積極的に教えた格好にはなっていますが
きっかけは自分が作っています。これらは彼女も理解しており
だからこそ「あなたの勇気に応えてみた」と、ちょっと艶かしい
表現で締めくくりました。今でも「小さな勇気」は続いています。

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