お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問ありがとうございますhappy01notes

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sun小説の楽しみ方
・文字の色ですが、話の牽引役が「黒」で、その相手は「茶」
 になります。その他の登場人物が居れば「青」や適当な色 
 を付けています。
・話の牽引役とは主人公ではなく物語を“引っ張る人”です。
・登場人物は shadow=男性 virgo女性です。
appli02マークは時間の経過、シーンや場所の変化、回想シーン
 などの区切りを表しています。その変化などから戻ってくる
 時にも挿入されています。
shadowvirgoappli02マークは「No.200」より対応(これ以前は未対応)
sun「ホタル通信」って?  ※2010年01月スタート
・掲載済み小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介し
  ています。
・小説の実話度0%~100%に応じて★マークを付けています。
  (★がひとつで実話度20%)
・話の牽引役が語り手となり、作者を代弁しています。
sun「せいじゅうろう」シリーズって?
・せいじゅうろうとは、菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、何とも愉快な日常。そこにいつも
 巻き込まれてしまう“俺”・・・。
 
・2012/01/12newshine
 せいじゅうろうシリーズ「No.330 たわいのない会話」掲載。

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[No.334-1]ばいばい

No.334-1

登場人物
virgo=牽引役(女性)shadow=相手(男性)
-----------------------------
「じゃぁ、バイバイ」

これからお互い帰路に着こうとしている。

「うん・・・バイバイ」

ごく自然に手を振り合って別れた。
何度も言ってきた彼へのバイバイ・・・。
でも、今は別の意味も含ませた。

(どうしちゃったのかな・・・わたし)

最近、彼との関係がギクシャクし始めた。
発端は些細なけんかのはずだった。
それが今になっても、関係を修復できずにいる。

「あっ、待って・・・」

声にしたつもりだった。
でも、この人ごみの中では彼が振り向くことはなかった。

彼を呼び止めようと思ったのには理由がある。
さっきのバイバイ・・・。
そこには、永遠のバイバイの意味を含ませていたからだ。
どうして、急にそんな気になったのか、自分でもわからない。

(・・・大丈夫だよね?)

見た目は、普段と変わらないバイバイではあった。
恐らく、私がそんな気で言ったとは気付いていないだろう。
ただ、不安を感じずにはいられない。

『誕生日のプレゼント、なにがいい?』

別に不自然じゃない。
毎年、この時期になったら、聞いていたことだ。
取り急ぎ、メールを送った。
とにかく、さっきのバイバイを払拭するためにも。

『そうなだぁ・・・じゃあ・・・』

今思えばこの時彼は気付いていた・・・永遠のバイバイに。

(No.334-2へ続く)

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[No.334-2]ばいばい

No.334-2

その後も、メールを何度かやりとりした。
ただ、徐々に彼からの返信が減っていった。
それに・・・。

『日曜日逢えない?』
『ごめん・・・用事があるんだ』

あれ以来、彼とは逢ってはいない。
もともと、ギクシャクしていた延長と考えれば不思議ではないが。

『そうなんだ・・・わかった』
いな・・・』
『ううん気にしないで、じゃぁ、バイバイ』

メールを送信してから気付いた。

(・・・バイバイ・・・)

すぐに返信があった。

うんバイバイ』

立場は違えどもあの日と同じだった。
でも、今度は彼のバイバイに別の意味が含まれていると感じた。
もう、これで終わりだと・・・。
appli02
渡せなかったプレゼントが目の前で埃を被っている。
正確には、渡せるはずもないプレゼントを買った。

今思えばあの日、ギクシャクした関係にイラだっていた。
そんな、やけになった気持ちが言葉に別の感情を与えた。

「どうにでも、なってしまえ!・・・だったかな」

実際、どうにでもなってしまった、その感情通りに。

「・・・あはは、何だか笑っちゃうね」

プレゼントを手に取り、そのままゴミ箱へ放り投げた。

「バイバイ!・・・もう忘れるわ」

(No.334完)

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[No.335-1]天からの贈り物

No.335-1

登場人物
shadow=牽引役(男性)virgo=相手(女性)
-----------------------------
「・・・尋常じゃない話ね」

葉月(はづき)が急に口を挟んできた。

「あっ、あぁ・・・だろ?」

僕たちの会話が盛り上がっていたからだろうか。
どこからともなく急に首を突っ込んできた。

「何度も裏切られたし」
「それはひどいね・・・」

まるで僕の動きを監視しているかのようだった。
なぜなら、僕の動きの逆を仕掛けてくるからだ。

「だから無駄骨に終る」

せっかく用意したのに使われない。
逆に用意しなかった時は、ひどい目にあった。

「・・・どうなったの?」
「そりゃ、惨めなもんさ」

それを楽しむかのように、どこかで見ているのかもしれない。
そんな話で盛り上がっていたところだった。

「確かに、情報社会だからね」
「情報社会?」
「だってそうじゃない!今の時代・・・」

葉月がネットワークやら情報流出やら、真剣に語り始めた。
・・・やはり、勘違いしている。

「あはは!やっぱり最初から話した方がいいみたいだな」

(No.335-2へ続く)

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