お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます

道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むこと
だって・・・そんなブログです。
ご訪問の足跡として、コメントや拍手を残して頂けましたら、大変
嬉しいです。ではごゆっくりと小説をお楽しみくださいませ。

当ブログは、ブラウザIEで文字サイズ「小」で最適化しております。

小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場
 人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」とは主人公ではなく、物語を“引っ張る人”です。
 つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は =男性 =女性 を表しています。
マークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シ
 ーンに入った時、そこから戻って来た時にも挿入しています。
 尚、No.200~No.359までは、マークを使用しています。
マークは「No.200」より対応(これ以前は未対応)
「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで、掲載済み小説の
 舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付
 けています(★ひとつの実話度は20%)
・該当する小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。
「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは、菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そして、いつも
 それに巻き込まれてしまう“俺”・・・。
「ヴィジュアルホタル」について
・2014年09月からスタートさせたコーナーで、サウンドノベル 
 風に、掲載済の小説に映像や効果音などを付けています。 
 オリジナル作品をそのまま、あるいは多少アレンジを加える
 予定です。毎月1本くらいの発表が目標です。
 (現在、都合により休止中です)

・2019/06/08
 本日より掲載を再開いたします。
・2019/05/29
 都合により、5月31日(金)から6月7日(金)までお休みいたします。
 再開は6月8日(土)を予定しています。

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ホタル通信 No.400

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.496 EACH TIME
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

冬のホタルは超短編を売りにしていますが、その中でも特に短い
小説ですね。ホタル通信を書くにあたり、読み返して気付きました。

実話度は低めですが、その昔、小説のようにレコードを借りたこと
がありました。仮に、レコードの発売時期に対して、リアルタイムで
これが行われていたら・・・作者の年齢がバレてしまいそうですが
そのあたりの解釈は読者にお任せします。

さて、EACH TIMEというアルバム、リンクは付けませんが、良けれ
ば検索してみて下さい。小説の内容がより身近に感じられます。
楽曲の雰囲気は、山下達郎さんのような感じですが、唯一無二の
存在感が半端ありません。
男性に透明感という言葉は似合わないかもしれませんが、独特の
声質も手伝ってそう感じています。

後半は時が流れ、ダビングしたカセットテープを見つけるところから
始まります。
再生する装置がない・・・となると、時代は一気に“現在”に飛んでい
ることになりますね。再生措置を求めて実家にラジカセがないかを
確認したら・・・あるものが見つかって、無事オチを迎えます。
何が見つかったか分かりますか?答えは“EACH TIME”のレコード
に他なりません。つまり、返していなかったわけです。
ただ、自分の名誉のために言っておけば、この部分は創作であり、
キチンとお返ししていますので。


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[No.920-2]あの日のように

No.920-2

中学に入ってからは、そんな傾向はなくなった。

「反抗期?」
「・・・だな」

逆に見送りに来ない方が良かったくらいだ。
顔を合わせるだけでも、意味もなくイライラしていた。

「でもさぁ、不思議なもので・・・」

就職を気に地元を離れることになった。
そんな時、昔の自分が蘇ってきた。

「6年分の失われた時間が・・・」
「・・・一気に押し寄せてきた感じだったな」

そして、旅立ちの日を迎えた。

「しばらく過ごす寮の近くまで来てくれて」

そして駅のホームで別れた。

「・・・あの日のように?」
「あぁ・・そうだな」

唯一、違うのは“ぐずってはいなかった”ことだ。
でも・・・最後に“ぐずって”みたかった。
S920
(No.920完)
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[No.920-1]あの日のように

No.920-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
永遠の別れでもないのに泣いてしまう・・・。
小さい頃はそんな泣き虫少年だった。

「そんな感じには見えないけどね」

夏休みになると、父を残して家族で祖母の家を訪れていた。

「父は後で来るんだよね」

当時は一緒に来れないことを不思議に思っていた。
でも、今はその理由は明確だ。

「だいたい、そうよね?」
「私のうちもそうだった」

場合によっては、お盆休みが取れない時だってある。

「それで、父が見送りに来てくれるんだけど」

なぜか、その時に号泣する僕がいる。

「別れるのがつらいから?」

記憶が曖昧だが、それしかないだろう。
他に何があるのか・・・自分に聞いてみたいほどだ。

「数日後には会えるのにさぁ」

駅のホームで、“ぐずっていた”ことは鮮明に覚えている。

(No.920-2へ続く)

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