お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます happy02sweat01

道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むこと
だって・・・そんなブログです。
ご訪問の足跡として、コメントや拍手を残して頂けましたら、大変
嬉しいです。ではごゆっくりと小説をお楽しみくださいませ。

当ブログは、ブラウザIEで文字サイズ「小」で最適化しております。

night小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場
 人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」とは主人公ではなく、物語を“引っ張る人”です。
 つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は shadow=男性 virgo=女性 を表しています。
recycleマークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シ
 ーンに入った時、そこから戻って来た時にも挿入しています。
 尚、No.200~No.359までは、appli02マークを使用しています。
shadowvirgoappli02マークは「No.200」より対応(これ以前は未対応)
night「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで、掲載済み小説の
 舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付
 けています(★ひとつの実話度は20%)
・該当する小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。
night「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは、菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そして、いつも
 それに巻き込まれてしまう“俺”・・・。
night「ヴィジュアルホタル」について
・2014年09月からスタートさせたコーナーで、サウンドノベル 
 風に、掲載済の小説に映像や効果音などを付けています。 
 オリジナル作品をそのまま、あるいは多少アレンジを加える
 予定です。毎月1本くらいの発表が目標です。
 (現在、都合により休止中です)

2017/05/28 newshine
 
いつもFC2拍手を下さる方、本当にありがとうございますhappy01
 
web拍手 by FC2 ブログランキングへ ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ

| | コメント (28) | トラックバック (0)

[No.760-2]ストリートライブ

No.760-2

邪魔になるどころか、なぜだか心に染みてくる。

(・・・なんでだろう)

心の中で、自分に問い掛けてみる。
特別、歌詞に共感しているわけでもないからだ。

「でも、こんなシーンもあるよな」

ストリートライブに耳を傾ける。
色々な人が、色々な想いをそこに重ね合わせる。
ドラマなどでたまに見掛けるシーンだ。

「・・・分かる気がする」

僕の場合、単に疲れて座っているだけだ。
それでも、心癒される。
これがストリートライブの魅力かもしれない。

「ふぅ~」

なぜだか深呼吸がしたくなった。
溜まっていたものを吐き出すかのように。

(・・・静かだよな)

街の中心部だ。
行き交う人の波で、静かなはずはない。
なのに、集中しているせいだろうか、歌声以外聞こえない。

「お待たせ~!・・・あれ・・・」
「ねぇ・・・ちょっと・・・聞いてるぅ!?」

もう少し、たたずんでいたかったのが正直な気持ちだった。
S760
(No.760完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.761-1]いちじくの木

No.761-1

登場人物
shadow男性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
「ねぇ・・・この匂い知ってる?」

さっきから少し気にはなっていた。

「いや・・・ごめん・・・知らない」

嫌な匂いではないものの、良い香りでもない。
どこか青臭くて青臭くないような・・・。

「いちじくの匂い・・・」
「正しくは葉っぱの匂いかな?」

そういうと、目線の先にある一本の木を指差した。

「・・・あれがそう?」
「そうよ」

いじちく自体は知っている。
スーパーに行けば見掛けることもある。

「知らなかったよ」

“子”は知ってても“親”は知らなかった。

「私の実家の近くにたくさん植えられてて」

この匂いを嗅ぐたびに、実家を思い出すと言う。

「特に子供の頃をね」

うっそうと茂るいちじくの木は、格好の遊び場だったようだ。

「そんなやんちゃだったようには見えないけどな」

見た目は文学少女風だ。

(No.761-2へ続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

[No.761-2]いちじくの木

No.761-2

決して、アウトドア派とは思えない。

「そう?案外、“やんちゃ”なのよ、私」

その言葉に、ドキッとした。

「そ、そうなの!?」

別にやんちゃな人が嫌いなわけじゃない。
ただ、できれば・・・。

「突然のカミングアウトに驚いた?」
「ま、まぁ・・・な」

彼女と付き合いだして、日が浅い。
今なら引き返せる。

「失敗したと思ってるでしょ?」
「ま、まさかぁ・・・」

当たらなくも外れてはいない。
それにしても意外な方向へ展開し始めた。

「いちじくの匂いって・・・」
「狼男でいうところの“月”みたいなものね」

分かるような分からないような例えだ。

「・・・ようは変貌するってこと?」
「かもね」

でも、不思議と嫌な感じはしない。
逆に彼女との距離が縮まったような気がする。
S761
(No.761完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
ブログランキングへ
 ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«[No.761-1]いちじくの木