お知らせ

『冬のホタル』に、ご訪問頂きありがとうございます happy02sweat01

道端の石ころも、磨けば宝石に負けないくらいの輝きを生むこと
だって・・・そんなブログです。
ご訪問の足跡として、コメントや拍手を残して頂けましたら、大変
嬉しいです。ではごゆっくりと小説をお楽しみくださいませ。

当ブログは、ブラウザIEで文字サイズ「小」で最適化しております。

night小説の楽しみ方について
・文字の色は話の牽引役が黒、その相手は茶、その他の登場
 人物が居る場合は適当に色を付けています。
・「話の牽引役」とは主人公ではなく、物語を“引っ張る人”です。
 つまり、一人称小説における語り手になります。
・登場人物は shadow=男性 virgo=女性 を表しています。
recycleマークは現時点から時間や場所の変化があったり、回想シ
 ーンに入った時、そこから戻って来た時にも挿入しています。
 尚、No.200~No.359までは、appli02マークを使用しています。
shadowvirgoappli02マークは「No.200」より対応(これ以前は未対応)
night「ホタル通信」について
・2010年01月からスタートさせたコーナーで、掲載済み小説の
 舞台裏やエピソード、作者の想いなど紹介しています。
・小説の実話度に応じて、0%~100%の表示と「★マーク」を付
 けています(★ひとつの実話度は20%)
・該当する小説の牽引役が語り手となり作者を代弁しています。
night「せいじゅうろう」シリーズについて
・せいじゅうろうとは、菜緒(なお)が名付けたリラックマの名前。
・彼女と彼?が繰り広げる、なんとも愉快な日常。そして、いつも
 それに巻き込まれてしまう“俺”・・・。
night「ヴィジュアルホタル」について
・2014年09月からスタートさせたコーナーで、サウンドノベル 
 風に、掲載済の小説に映像や効果音などを付けています。 
 オリジナル作品をそのまま、あるいは多少アレンジを加える
 予定です。毎月1本くらいの発表が目標です。
 (現在、都合により休止中です)

2017/11/21 shinenew
 
本日より、掲載を再開します。
2017/11/21 shinenew
 
いつもFC2拍手を下さる方、本当にありがとうございますhappy01
2017/11/14
 
11月14日(火)~11月20日(月)迄、都合によりお休みさせて
  頂きます。再開は11月21日(火)からになります。

 
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[No.801-1]近付けば近付くほど

No.801

登場人物
virgo女性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
(急いでないから、普通でもいいかな・・・)

次の特急電車が来るまでには、少し時間がある。
それに普通電車の方が座れるはずだ。
recycle
「同窓会はどうだった?」

昨日、中学の同窓会が開催された。

「まぁ、あんなものよ」

曖昧な表現で返した。

「ドラマのような話ないの?」
「あるわけないでしょ!?」

世間では不倫だのゲスだの、ある意味、魅力的な言葉が踊る。
独身の私にとっては・・・。

「あら、つまんないの!」
「じゃあ・・・好きな人は来てた?」

あくまでもそっち方向に話を持っていきたいらしい。

「来てたわよ、でも・・・」

百年の恋も冷めるとは、このことだった。
悪い意味で、別人だった。

「同窓会、あるあるね・・・」
「私も人のこと言えないけどね」

けど、だからこそ同窓会は盛り上がる。
その“ガッカリ感”もまた楽しい。

(No.801-2へ続く)

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[No.801-2]近付けば近付くほど

No.801-2

「ただね、皆とは壁を感じたな・・・」

会場に来ていたほとんどの人は地元に残っていた。
私のような“流出組”は数える程度だった。

「なんで?」
「だって、地元のこと・・・何も知らないんだもん・・・」

記憶は高校生で止まっていた。

「ほら、社会に出て、飲みに行ったり・・・」

そんなこんなで、地元についてもっと詳しくなる。

「・・・かもね」
「まぁ、会場に着く前に分かっていたことだけど」

それは普通電車に乗った時から始まっていた。

「電車?・・・どういう意味?」

同僚が不思議そうな顔をしている。

「だって、地元に近付けば近付くほど・・・」

知らない地名であふれていた。

「地元に残ってたら・・・と思うとね」

少し寂しい気がする。

「でも、“ここ”は詳しくなったでしょ!?」
「そ、そうね!」

同僚も流出組のひとりだ。
地元に拘らなくても、住み着いた土地を愛すればいい。
S801
(No.801完)
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[No.802-1]僕らの鉄工所

No.802-1

登場人物
shadow男性=牽引役  virgo女性=相手
-----------------------------
「これ何だか分かる?」

目の前に落ちていた、それを拾い上げた。

「何かの金属片だよね?」
「まぁ・・・大きく捉えるとそうだね」

欠片と言うより、正確には金属クズになるだろう。
クルクルと、らせん状になっているのが懐かしい。

「・・・懐かしい?」
「あぁ、子供の頃、よく集めてた」

子供の頃のよくある話だ。
特に意味も無い物を、意味も無く集める。
この金属クズもそのひとつだ。

「それって、結局何なの?」

何の変哲もない、金属の削りかすだ。
多分、金属を削ったりした時に出てくるのだろう。

「実家の近くに、鉄工所があって・・・」

その前を通ると、よくそれが落ちていた。

「何に使うの?」
「だから、さっき言ったように、意味はない」

キラキラと輝くらせん状の金属に、何となく価値を感じていた。

「まぁ・・・子供らしいと言えば子供らしいけど・・・」

ただ、その鉄工所はもうない。

(No.802-2へ続く)

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